米韓声明から「非核化」消える 北朝鮮の核容認と波紋
【ソウル共同】米韓が10月30日に開いた両国防相による定例安保協議(SCM)後の共同声明で、北朝鮮の「非核化」という文言が消え、韓国で波紋が広がっている。米国が北朝鮮の核保有を認めた上で、核軍縮を重視する方針に転換するのではないかと疑われているためだ。「非核化」は2016年の声明から使われてきた。文言のない声明を受け入れた韓国政府への批判も出ている。
SCMは米韓国防相が1、2年に1回ほど開く定例の協議で、終了後に声明を出してきた。今回はワシントン近郊で行われ、今後の合同軍事演習に北朝鮮の核兵器使用への対応を想定した「現実的なシナリオ」を盛り込む方針を決めた。一方、16年以降「北朝鮮の非核化」や「朝鮮半島の非核化」を目指すと明記していたのが、「核開発を思いとどまらせ、遅らせる努力を続ける」との表現になった。
SCM翌日の米韓外務・防衛閣僚協議(2プラス2)後の共同声明には「朝鮮半島の非核化」が盛り込まれたが、韓国では不信が広がっている。
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