熊本と台湾の郵便局が姉妹協定 相互訪問で交流を促進 オリジナル切手発行も TSMC進出踏まえ

熊本日日新聞 2024年10月29日 13:52
姉妹郵便局の協定を結んだ日本郵便の西口彰人副社長(左)と中華郵政の蔡文慶副社長(中央)=29日、熊本市中央区
姉妹郵便局の協定を結んだ日本郵便の西口彰人副社長(左)と中華郵政の蔡文慶副社長(中央)=29日、熊本市中央区

 日本郵便(東京)と台湾の中華郵政(台北市)は29日、熊本と台湾の計六つの郵便局について「姉妹郵便局」の協定を結んだ。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町への進出で、交流が活発化していることを踏まえた。姉妹郵便局の相互訪問などで連携を深める。

 日本郵便は海外の郵便局と初めて姉妹協定を結ぶ。熊本側は熊本城東(熊本市中央区)、菊陽久保田(菊陽町)、西合志(合志市)、室(大津町)の4局。台湾側は台北市の2局。互いに訪問するほか、地域産品の販売で協力。11月には協定を記念したオリジナル切手を発行する。

 熊本市中央区の日本郵便九州支社で締結式があり、中華郵政の蔡文慶副社長は「協定は中華郵政にとって従来にない取り組み。台北と熊本の友好の架け橋になることを期待している」と話した。九州支社前に設置する中華郵政のポストのオブジェも披露された。(田代智也)

姉妹郵便局の協定締結を記念して日本郵便九州支社前に設置する中華郵政のポスト(右)。実際に投函(とうかん)することはできない=29日、熊本市中央区
姉妹郵便局の協定締結を記念して日本郵便九州支社前に設置する中華郵政のポスト(右)。実際に投函(とうかん)することはできない=29日、熊本市中央区

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