阿蘇・大観峰まで楽々! 眺望ポイントに新バス停 観光客の利便性向上
阿蘇のカルデラや草原を眺望できる阿蘇市の観光名所「大観峰」に今月、バス停が新設された。従来の「大観峰入口」バス停より約2キロも大観峰に近くなり、利便性が高まった。
熊本県と県観光連盟が、路線バスを運行する産交バスなどと協議の上、実現した。これまでは、大観峰入口バス停から眺望ポイントまで、20~30分歩く必要があった。阿蘇市によると「距離があり歩くのが大変」なため、高齢者やキャリーバッグがある外国人客らに路線バスでの大観峰観光を勧めにくく、長年の懸案だった。
大観峰に停車する便は、阿蘇市のJR阿蘇駅前と小国町の杖立を結ぶ上下計4便で、土日祝ダイヤ限定。従来の離れたバス停だけに止まる便は、平日と土日祝も運行している。
県観光企画課は「課題を一つ一つ解消し、時刻表などを利用者に分かりやすく周知する」。阿蘇市観光課は「訪日客らが行きたい所に行ける環境整備につながる」と歓迎している。(宮崎あずさ)
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