トランプ前大統領また暗殺未遂か 無事、ゴルフ場でプレー中
【ワシントン共同】米南部フロリダ州のゴルフ場で15日、プレー中だった共和党の大統領候補トランプ前大統領(78)を警護していた大統領警護隊が、銃を持って近くに潜んでいた男に向けて発砲した。男は車で逃走したが捜査当局に拘束された。トランプ氏は無事だった。FBIは暗殺未遂事件とみて捜査を始めた。
トランプ氏への暗殺未遂は7月13日に東部ペンシルベニア州で演説中に銃撃され右耳を負傷したのに続き2件目。AP通信は、拘束された男はライアン・ラウス容疑者だと報じた。
9月15日午後1時半ごろ、フロリダ州ウエストパームビーチにあるゴルフ場にいたトランプ氏から約370~460m離れた敷地境界付近にいる男を、シークレットサービスの隊員が発見し、発砲した。捜査当局は現場で自動小銃タイプの武器を押収した。
トランプ氏は「私は無事で元気だ」とのメッセージを支持者らに送った。ホワイトハウスによると、民主党のバイデン大統領と党大統領候補のハリス副大統領は事件の報告を受けた。トランプ氏が無事だったことに「安堵した」という。