熊本労災看護専門学校(八代市)、「ダブルスクール制度」を導入 25年度から、通信制大学の授業も受講可能に
八代市の熊本労災看護専門学校(3年制)は2025年度から、同校に在籍しながら通信制大学の授業も受講できる「ダブルスクール制度」を導入する。専門学校の単位を大学でも認めることから、最短で専門学校の課程を修了後1年で大学を卒業できる。学生のキャリアアップにつなげてもらう狙い。
医療に関するより深い知識が求められる「診療看護師」や「専門看護師」の認定には、大学院修士課程の修了が求められる。専門学校卒の看護師は大学院の入学に必要な大卒資格がないため、キャリアアップのハードルになっていた。
このため、同専門学校を運営する独立行政法人「労働者健康安全機構」は6月、星槎[せいさ]大(横浜市)と教育連携協定を締結。専門学校の92単位を大学の単位として認定する。残り32単位はオンラインで、専門学校在学時や卒業後の1年間、熊本労災病院(八代市)などで働きながら取得できる。
ダブルスクールに必要な費用は専門学校の学費と別に約35万円。希望者は専門学校入学後に申し込む。同校☎0965(33)2009。(河内正一郎)
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