「散歩したい」一心でリハビリ【ハイ!こちら編集局】

熊本日日新聞 2024年8月16日 05:00
「散歩したい」一心でリハビリ【ハイ!こちら編集局】

 6年前の2月、私は自宅で転倒し、尻もちをつきました。翌日まで痛みを我慢していたものの、我慢の限界を迎え、病院の診察を受けました。結果はなんと腰の複雑骨折でした。すぐに3時間に及ぶ緊急手術を受けました。

 私はもうすぐ80歳になるころ。主治医は手術前、夫に「年齢を考えると、退院後は車いす生活だろう」と伝えたそうです。しかし、私の座右の銘は「己に勝たずして誰に勝つ」。毎朝5キロの散歩が日課だった私は入院中の3カ月間、早く治してまた歩きたいという一心で、毎日リハビリに励みました。歩行距離は徐々に延びて1日2キロ以上歩けるようになり、退院しました。主治医には「まさか自力で歩いて退院されるとは」と驚かれたことを思い出します。

 手術の影響で腰にボルトが8本埋まっていますが、けが前のように毎朝の散歩ができて幸せです。散歩という生きがいがあったこと、そして何より負けず嫌いな性格でよかったなと思います。=上天草市、無職・女、86

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