ガザ停戦条件に報復断念を 米、イランに極秘要求
![イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ北部ガザ市の学校への空爆後、破壊された建物の状況を調べる人々=10日、ガザ市(ゲッティ=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-08PN2024081101000651.-.-.CI0003.jpg)
【テヘラン共同】パレスチナのイスラム組織ハマスのハニヤ最高指導者暗殺に関し、米政府が今月上旬、イラン政府に対しパレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルとハマスの恒久停戦を実現する代わりに、対イスラエル報復を断念するよう水面下で求めたことが11日分かった。イラン政府高官が明らかにした。
米国にはガザ戦闘がイスラエルとイランの地域紛争に拡大することを抑止する狙いがあるとみられる。イラン政府高官は「イスラエルは確実に報いを受ける」と強硬姿勢を維持した。
ハニヤ氏は7月、イランの首都で暗殺された。イランはイスラエルの犯行だと断定し、報復を宣言。イスラエルは肯定も否定もしていない。