子ども交流の場 活動20年 宇城市松橋町「つどい広場」 元教員ら月1回 体験学習やゲーム
宇城市松橋町の両仲間地区で元教員らが月1回開く「子どもつどい広場」が20年を迎えた。近くの小中学生や未就学児が両仲間公民館に集まり、体験学習やゲームを楽しむ。保護者にも交流の場として親しまれている。
つどい広場は2004年7月、元小学校長の平野俊昭さん(83)=同市=が、年齢の異なる子ども同士の交流を増やそうと始めた。元教員仲間にも呼びかけ、区長や民生委員・児童委員ら10人が協力。勉強に付き添い、読み聞かせをするほか、ハイキングや川遊び、餅つきなど多彩な体験活動をしている。
約5年通っているという豊福小4年の男子児童は「分からないところは教えてくれ、漢字をたくさん覚えられた」。母(41)は「学習方法や子どもの病気についても相談でき、親にとっても安心できる場所」と目を細めた。
20年の節目となった7月28日は約20人が参加。熊本地学会長の鶴田孝三さん(69)と妻のるみ子さん(64)=宇土市=の指導で、貝の化石を観察し、アンモナイトのレプリカ化石づくりに挑戦した。
平野さんは「活動が長く続くように、協力できる仲間を増やして受け継ぎたい」と話した。(清島理紗)
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