子ども交流の場 活動20年 宇城市松橋町「つどい広場」 元教員ら月1回 体験学習やゲーム

熊本日日新聞 2024年8月12日 20:51
20年を迎えた「子どもつどい広場」でレプリカの化石作りを楽しむ子どもたち。右から2人目は広場を始めた平野俊昭さん=7月28日、宇城市
20年を迎えた「子どもつどい広場」でレプリカの化石作りを楽しむ子どもたち。右から2人目は広場を始めた平野俊昭さん=7月28日、宇城市

 宇城市松橋町の両仲間地区で元教員らが月1回開く「子どもつどい広場」が20年を迎えた。近くの小中学生や未就学児が両仲間公民館に集まり、体験学習やゲームを楽しむ。保護者にも交流の場として親しまれている。

 つどい広場は2004年7月、元小学校長の平野俊昭さん(83)=同市=が、年齢の異なる子ども同士の交流を増やそうと始めた。元教員仲間にも呼びかけ、区長や民生委員・児童委員ら10人が協力。勉強に付き添い、読み聞かせをするほか、ハイキングや川遊び、餅つきなど多彩な体験活動をしている。

 約5年通っているという豊福小4年の男子児童は「分からないところは教えてくれ、漢字をたくさん覚えられた」。母(41)は「学習方法や子どもの病気についても相談でき、親にとっても安心できる場所」と目を細めた。

 20年の節目となった7月28日は約20人が参加。熊本地学会長の鶴田孝三さん(69)と妻のるみ子さん(64)=宇土市=の指導で、貝の化石を観察し、アンモナイトのレプリカ化石づくりに挑戦した。

 平野さんは「活動が長く続くように、協力できる仲間を増やして受け継ぎたい」と話した。(清島理紗)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の教育・子育て