熊本市の委託先に不正アクセス 下水道利用者3万7千人の情報流出か

熊本日日新聞 2024年7月19日 21:00
熊本市の委託先に不正アクセス 下水道利用者3万7千人の情報流出か

 熊本市は19日、委託事業者のネットワークが不正アクセスを受け、市内の下水道利用者の5%に当たる約3万7千人分の個人情報が外部から閲覧できる状態になったと発表した。個人情報の漏えいは確認されていないという。

 委託事業者は、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(東京、TGES)。市は、上下水道管の埋設箇所を地図上に示す電子台帳の保守管理や更新業務を委託している。流出の可能性があるのは下水道利用者の住所や氏名、世帯人数などで、金融機関の口座情報などは含まない。

 TGESは17日、同社の管理システムを導入しているガスや上下水道の全国51事業者の顧客情報など、少なくとも約416万人分の個人情報が不正アクセスで流出した可能性があると発表していた。(上村彩綾)

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