県内高校生の6割「政治が複雑で理解できない」 県選管委が意識調査
熊本県選挙管理委員会は10日、政治が複雑だと感じる県内の高校生が6割に上った意識調査の結果を示した。県庁で開かれた県明るい選挙推進協議会(会長・伊藤洋典熊本大教授、15人)の会合で報告した。
昨年11~12月、県内の高校生7770人がアンケートに協力した。政治や政府について「複雑で何をやっているか理解できないことがある」との回答が61・7%を占めた。
「政治のことが分かっていない人は投票しない方がよい」と答えた割合は36・5%だった。担当者は「政治が理解できないことが、投票を敬遠する要因となっている」と説明した。
有識者や教育、報道関係者といった協議会メンバーは「主権者教育の充実が必要だ」などと指摘した。
会合では小中高校や大学での出前授業の充実といった2024年度の事業計画も承認した。(嶋田昇平)
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