TSMC第2工場、造成工事を開始 熊本・菊陽町の「第1」東隣32万平方メートル
半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は25日までに、菊陽町に建設する第2工場の敷地の造成工事を始めた。これまでの発表通り、建屋の建設開始は2024年後半、27年末までの稼働開始を予定している。
第2工場の建設地は、第1工場の東側の隣接地。経済産業省によると、第2工場の敷地面積は約32万1千平方メートルで、投資額は139億米ドル規模。国内最先端となる回路線幅6~7ナノメートル(ナノは10億分の1)の半導体を生産する計画。
2月に開所した第1工場は今年10~12月に量産を始める予定。TSMCによると、第1、第2工場を合わせた投資額は200億米ドル(約3兆1800億円)超で、計3400人以上の雇用を見込んでいる。経産省は両工場に合わせて最大約1兆2千億円を補助する。
熊本県の木村敬知事は、県内への第3工場の誘致に意欲を示している。(山本文子)
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