台湾・清華大に留学を 熊本市で高校生向け説明会 理工系トップクラス、TSMCにも人材輩出
台湾の国立清華大は23日、熊本県内の高校生や保護者を対象にした留学説明会を熊本市西区のホテルで開き、留学生向けの学習プログラムを説明した。清華大は理工学分野に強みを持つ台湾トップクラスの大学。台湾積体電路製造(TSMC)が本社を置く新竹市に立地し、毎年、多くの卒業生が同社に就職している。
九州で説明会を開くのは初めて。TSMCの菊陽町進出をきっかけとして、県内の高校生に留学に興味を持ってもらおうと企画。高校生と保護者計13人が参加した。
説明会では、学部の1、2年時には主に中国語を学び、3、4年時に工学や心理学など興味のある分野を専攻するコースに進むといった流れを説明した。清華大の陳宜欣教授は「TSMC社員による授業も実施している。台湾での生活に慣れるためのサポートも手厚い」とアピールした。
参加した熊本北高3年の松岡陽翔さんは「AI(人工知能)などを学びたい。清華大への留学を選択肢の一つとして考えてみたい」と話していた。(山本文子)
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