TSMC進出受け新工業団地を分譲へ 熊本・西原村、7月から公募 工場や研究施設の立地見込む
西原村は、鳥子地区に整備を進めている新しい工業団地の分譲地について、購入希望企業の申込期間を7月8日~8月30日とすると決めた。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出を受け、工場や研究施設の立地を見込む。
計画は2022年度に始動。既存の鳥子工業団地東側約12ヘクタールに約8・1ヘクタールの用地を造成し、約2・4~0・4ヘクタールの6区画を分譲する。価格は1平方メートル当たり1万5千円。製造業を対象に公募する。9月に選考委員会で審査し、優先交渉順位を決める。引き渡しは5区画が26年1月、1区画が27年3月の予定。
総事業費は約12億円で、うち用地費が約2億9千万円、工事費が約7億5千万円。村議会6月定例会に工事請負契約を提案し、着工を目指す。台湾企業を含め40社余りから既に問い合わせを受けたという。村企画商工課は「地元の雇用を生み、村内企業と連携して地域の活力を共創できる企業を待つ」と説明した。(草野太一)
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