JR九州、熊本－博多駅間に「価格変動制」導入　新幹線で初、7月1日利用分から　ネット限定の割引切符で　

熊本日日新聞 2024年5月28日 20:06
JR九州が、熊本－博多間で価格変動制を本格導入する九州新幹線
JR九州が、熊本－博多間で価格変動制を本格導入する九州新幹線

　JR九州は28日、九州新幹線の熊本－博多で販売しているインターネット限定の割引切符「九州ネット早特7」で、乗車日や乗車時間、列車ごとに価格が変わる「価格変動制」を7月1日利用分から本格導入すると発表した。新幹線で価格変動制を適用するのは全国のJR各社で初めて。

　JR九州は3月から、九州新幹線で乗客が最も多い熊本─博多の利用の平準化を図ろうと、実証実験に取り組んできた。通勤時間帯のほか、停車駅や所要時間が異なる「みずほ」や「さくら」、「つばめ」の各便で混雑の分散を確認。一定の効果があると判断した。

　価格変動制の導入前は、「早特7」の片道指定席料金は大人3800円だったが、導入後は3400円、3800円、4200円のいずれかとなる。

　乗車日の1カ月前から7日前までに、JR九州のウェブサイトや専用アプリで予約する。割り引きがない通常時の熊本─博多の片道指定料金は5230円。（立石真一）

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