アミュプラザくまもと、23年度売上高277億円 前年度比16%増 新型コロナ「5類」移行で来店増
熊本市西区の大型商業施設「アミュプラザくまもと」を運営するJR熊本シティは11日、開業3年目の2023年度の売上高が前年度比16%増の277億2千万円だったと発表した。開業時に、新型コロナウイルスの影響がない「平時」の目標としていた280億円程度に到達。人流やインバウンド(訪日客)の回復に、台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出も重なり、来館者が増えた。
23年度の入館者数は19%増の1707万人。1日平均は平日約4万人、土日祝日約6万人で、いずれも目標をおおむねクリアした。特に台湾人客の来店が目立つという。部門別売り上げの伸び率は飲食が25%増、食品・土産18%増、雑貨15%増、衣料9%増だった。
JR熊本シティの永田史朗社長は会見で、「来店客やテナントの皆さまのおかげで、実力通りの業績を上げられたと思っている」と話した。
24年度の売上高目標は293億円。インバウンドの増加を受け、免税カウンターを設置するとしている。(岩崎皓太)
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