濁流耐えた、スモモ満開 熊本県八代市坂本町

熊本日日新聞 | 2021年03月09日 09:55

根が露出し、斜めに傾きながらも満開の花を咲かせたスモモの木=八代市坂本町

 熊本県八代市坂本町で、昨年の7月豪雨で球磨川の濁流に耐えた2本のスモモが満開の花を咲かせている。

 木があるのは、右岸の同町藤本地区の西善吾さん(74)が所有する畑。濁流で押し倒されて根が半分ほど露わになりながらも、今月に入りピンクと白色のかれんな花をつけた。

 地区出身の西さんは豪雨前、八代市の市街地の自宅から週2回ほど畑の手入れに通っていた。娘夫婦が暮らす畑近くの実家は豪雨で半壊。夫婦はみなし仮設住宅に入居しており、実家は解体するという。

 初夏に実がなることを楽しみにしている西さんは「片付けに手いっぱいで根を戻してやれなかったが、生命力に元気づけられる。大きな被害を受けた町は、若い者の力も借りて復興してほしい」と話した。(元村彩)

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