健軍と歩んで74年、歴史に幕 熊本市東区の「カフェ リリー」が9月末閉店 商店街の憩いの場、住民ら惜しむ
熊本市東区の健軍商店街アーケード内の喫茶店「カフェ リリー」が9月末に閉店した。橋部昌明社長(85)の父で、同商店街振興組合の初代理事長だった実由さん(1991年に87歳で死去)が化粧品店として戦後すぐに店を構えて74年。喫茶店としても31年の歴史を刻んだ。健軍の発展とともに歩み、住民の交流の場として愛された。
橋部さんは山口県生まれ。実由さんが「健軍は将来発展するだろう」と見込み、1949年に現在の通りに化粧品店を出した。近くにあった三菱重工業熊本航空機製作所の跡地が、行政機関や学校などに変わり、人口が増え、商店が少しずつ増え始めていた頃。昭和30~40年代にはスーパーが進出。益城町などからの来客もあり、商店街は繁盛した。
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