熊本発・紙の花飾り、ミラノコレクション参加へ 熊本市のスーパーフラワー協会宮田さんら アクセサリーで日本らしさ表現
熊本市西区のスーパーフラワー協会(宮田幸子代表)が手がける紙製の装飾花が、24日にイタリアである服飾ブランドの新作発表会ミラノコレクションで世界デビューする。ミラノで活動する日本人モデルらが呼びかけたプロジェクトに参加し、紙製のイヤリングや髪飾りを提供。熊本発の技術を世界に発信する。
スーパーフラワーは張りのある高級紙を用いた装飾用の花。独自の技術で一つ一つ手作りし、オンラインで全国に販売している。宮田さんら女性起業家らでつくる「スーパーウーマンプロジェクト」と文具・オフィス用品のレイメイ藤井(熊本市)が2017年に共同開発した。
「紙でしかできない表現で付加価値をつけたいと考えた」と宮田さん。東京・銀座のデパートで装飾を担当したり、熊本市動植物園に展示したりしているほか、インストラクターの育成にも力を入れる。
ミラノコレクションの話が舞い込んだのは、ミラノ在住のモデルSUZU[スズ]さん(32)との縁。「みんなで作ったファッションで世界と日本をつなげたい」とSUZUさんが代表を務める「結プロジェクト」の洋服の出展が決まり、地球に返る素材であり、日本らしさを伝えるアクセサリーとして、スーパーフラワーのアクセサリーが採用された。
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