<くまにち論壇>清浦奎吾首相と鰻の香り 評論家・近現代史研究者 辻田真佐憲
熊本日日新聞
大正・昭和期に活躍した歌人で医師の斎藤茂吉は稀代[きだい]の鰻[うなぎ]好きだった。その執着ぶりは日記にも残されている。とにかく鰻の蒲焼きを食べまくり、1日2食は当たり前。4日連続で出前をとったときさえある。太平洋戦争で食料が不足したとき...
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