かさ上げ最大6メートル検討 国交省、球磨川治水で説明会 八代市坂本町

熊本日日新聞 | 2021年09月26日 11:00

宅地かさ上げと輪中堤について、国土交通省の職員ら(右)から説明を聞く坂本町の住民ら=25日、八代市

 国土交通省八代河川国道事務所は25日、昨年7月の豪雨で氾濫した球磨川の治水策として、熊本県八代市坂本町で計画している「宅地かさ上げ」と「輪中堤[わじゅうてい]」について、最大6メートルの高さを目安に検討していることを示した。

 説明会を同町荒瀬の坂本中で、地区ごとに3回開き、住民計約190人が参加した。

 同省は、豪雨で水没した町内3地区25カ所の地盤高を調査。豪雨をベースに、川辺川の流水型ダム建設など治水対策を実施した場合でも球磨川の水位は、地盤高より0~6メートル高いと説明。市が策定したまちづくり計画と連携して、さらにかさ上げ高を高くする考えも示した。

 住民からは「昨年と同規模の大雨が降れば、示されたかさ上げ高では水没する」「避難先から早く戻りたい。かさ上げの完了はいつなのか」などの質問が出た。国交省は「現時点で完了時期は見通せない」と答えた。

 今後、かさ上げなどの進め方や、かさ上げと輪中堤の選択などについて、地区ごとに協議してもらう。(緒方李咲)

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