バリアフルレストラン in くまもと

　バリアフルレストランとは、飲食物を提供するレストランではなく「もしも世の中のほとんどの人が車いすユーザーだったら」という架空の社会を想定したレストラン。天井が低く椅子がないなどの作りとなっている。
　ここでは立って歩く人はマイノリティとされ、頭をぶつけないよう腰をかがめながら歩いたり、膝立ちの状態で食事（の真似）をしなければならず、とても過ごしにくい（＝バリアだらけの）空間となっている。

　この、世界がひっくり返るような体験を通じて、“障がい”とは足が不自由・目が見えないなどの個人の問題ではなく、そういった人々を想定していない社会こそが作り出していることに気付き、いままで”当たり前”だと思っていたことを見直すきっかけにする。