<新生面>赤馬に拍手を
熊本日日新聞
廊下に立たされるたび「まあいいや、どうだって」とつぶやいたという。何かと諦めがちで無気力な中学生だった。作家の故安岡章太郎さんは短編『サアカスの馬』で自身を描いた▼校庭近くで見かけた馬はやせて毛並みもさえなかったから、親近感が湧いた。〈彼...
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