<新生面>間に合わせ
熊本日日新聞
『下駄[げた]の上の卵』(新潮文庫)は40年以上前に井上ひさしさんが発表した冒険小説である。終戦の翌年、憧れの軟式野球ボールを手に入れるため山形から東京に向かった少年たちの物語。主人公の修吉が戦時中の郷里を回想する場面が印象に残った▼空襲...
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