「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
アデル・カーズ株式会社「『働きやすい職場』『持続可能な社会』推進」代表取締役社長・池永成正氏【トップインタビュー】
熊日プレジデント倶楽部─輸入車ディーラーとしての実績に加え、充実した福利厚生が雇用促進につながっているそうですね。
池永 「強い会社」「憧れの会社」を経営理念に掲げ、部門や制度の刷新を進めています。それぞれの環境で存分に力を発揮してもらうため、ここ数年は福利厚生の充実を図ってきました。目指すのは「働き方の多様性に適応した、誰もが働きやすい環境づくり」です。給与・手当だけでなく、年間休日や育児休暇制度、資格の取得など、多岐にわたる項目で制度を整備し、「全社員の労働条件が、全員違ってもいい」という方針を社内で打ち出しています。
─世代や性別、国籍を問わず活躍できる仕組みづくりにも取り組まれていますね。
池永 合言葉は、「社員の幸福追求の強力サポート」です。男女を問わず活用できる育児休暇の支援制度をはじめ、時間単位の有給制度の導入など、一人一人のワークライフバランスを重視した取り組みに力を入れています。また、企業と県が2分の1ずつを負担し、就職後の奨学金返還などを支援する「くま活サポート」にも5年前から登録しています。今後は、高齢者や外国人といった多様な人材に活躍いただける「ダイバーシティ経営の実践」で、経営上の成果を上げていければと考えています。
─昨年は熊本県警本部と自動車安全運転センターの「優秀安全運転事業所表彰」で最高賞のプラチナ賞を受賞されました。
池永 自動車販売会社として、日頃から、積極的かつ適切な安全運転管理に努めていることが認められた結果だと自負しています。この受賞を励みに、引き続き地域社会の一員として、さらなる安全意識の向上に努めます。
─ここ数年SDGsの活動に力を入れておられます。
池永 県内でいち早く設置した「SDGs推進室」を中心に、さまざまな取り組みを行っています。その皮切りとして全拠点の使用電力を数年前から、100%再生可能エネルギーに切り替えています。また、2030年までに「電動車の販売台数累計300台」を目標に掲げ、カーボンニュートラルの推進にも取り組んでいます。熊本市などと協働で行う子ども服のリユースプロジェクトや、地下水保全を目的とした植樹・田植えへの参加といったことにも、継続して取り組んでいます。「くまもとSDGsアワード2024」での入賞はこうした長年の取り組みが評価された結果だと考えています。これからも社を挙げて、持続可能な社会づくりのためにまい進していきます。
概要
所在地 | 〒861-4101 熊本市南区近見6丁目22-70 【電話】096(312)8888 |
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事業内容 | ポルシェ、プジョー、シトロエンの販売・整備、損害保険代理業 |
設立 | 昭和62年6月(創業 昭和35年) |
資本金 | 4,000万円(グループ計9,000万円) |
役員 | 代表取締役社長/池永成正(ほか役員3人) |
従業員数 | 65人 |
店舗 | ポルシェセンター熊本、プジョー熊本、シトロエン熊本 |
関連会社 | (株)池永興産 |
ホームページ | https://www.adelcars.co.jp/ |
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