株式会社エフエム熊本「開局40周年、番組もイベントもさらに充実」代表取締役社長・山口和也氏【トップインタビュー】

熊日プレジデント倶楽部
熊本日日新聞 2025年1月1日 00:01
熊日プレジデント倶楽部 トップインタビュー Sponsored
代表取締役社長 山口和也氏
代表取締役社長 山口和也氏

─開局40周年を迎えますね。

山口 今年は日本のラジオ放送が始まって100年でもあるんです。戦前戦中のラジオは戦争拡大に加担してしまいますが、民間放送局は戦後の民主化の流れの中で相次ぎ設立されました。FMKは1985年、熊本初の民間エフエム局として誕生しました。県民リスナーに親しまれて40周年を迎えられることに感謝しております。

─節目の年、どんな取り組みをしますか。

山口 番組では「フォーラム機能」を強化します。目玉は1月5日スタートするインタビューシリーズ「FMK あなたに聞きたい」(日曜9時~)です。県内の政治、行政、経済、文化、スポーツ、市民活動など多彩な分野の方々に週1回登場いただき、旬の話をしてもらいます。聞き手は熊本大教授の伊藤洋典さんです。「学ぶ機能」も充実させます。既に健康、医療や住宅、ペットなどについて学ぶコーナーが定着しています。昨秋からは「聴いて得するお金の話」(火曜12時36分~)をスタートさせました。熊本日日新聞に昨年1年間連載された「まね得」のラジオ版で、熊日の記者に新NISA、金利、年金、保険などお金にまつわる基礎を語ってもらいます。

─イベントも展開しますか。

山口 番組出演者と県民が直接触れ合えるイベントを計画しています。昨年11月の開局39周年の際には菊池市で番組公開録音と音楽やトークのイベントを開催し、大変喜ばれました。今年も積極的に地域に出たいと思います。リスナー感謝祭や会員制の音楽催事など多彩な形で、ラジオを「見える化」できないかと考えています。

─昨年、自社制作のCMが相次ぎ全国表彰されました。

山口 日本民間放送連盟とジャパン・エフエム・ネットワークという全国組織のコンテストで、いずれも2作品ずつ優秀賞をいただきました。複数受賞は珍しいことです。ある地場企業の社長さんは「ラジオにCMを流したところ企業名を覚えてもらい、人材の確保や採用に役立った」と語っていました。耳に残るラジオCMの強みだと思います。

─聴き逃した番組を聴くことができる機能も充実してきましたね。

山口 FMKの番組の一部はインターネットの「Podcast」に配信しており、「radiko」では全番組を聴くことができます。いずれもパソコンやスマホのアプリで無料で楽しめます。過去30日分の全国のラジオ番組が配信される「radiko」の有料サービスも始まりました。

「FMK BIG MONSTER」公開生放送の模様
「FMK BIG MONSTER」公開生放送の模様

概要

所在地 〒860-0001 熊本市中央区千葉城町5-50
【電話】096(353)3131
設立 1985年4月1日
業務内容 民間放送業
資本金 1億円
役員 代表取締役社長/山口和也
取締役/伊佐坂功親
従業員数 20人
支社 東京支社
ホームページ https://fmk.fm/

熊日プレジデント倶楽部とは

「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース