「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
熊本朝日放送株式会社「熊本と共に歩み 良質なコンテンツ発信」代表取締役社長・竹内圭介氏【トップインタビュー】
熊日プレジデント倶楽部─昨年10月、開局35周年を迎えました。
竹内 KABは平成元年10月1日に開局しました。県民の皆さまに支えられ、平成、令和と経て、今日に至ることができました。2023年度には開局から初めて全日(午前6時~同0時)視聴率で1位を獲得しました。今年度も継続して獲得することができており、ひとえに県民の皆さまのおかげと心から感謝しています。今後も向上心を持ち続け、地域の放送局としての責任を果たしていく所存です。
─地域の放送局としての具体的な取り組みを教えてください。
竹内 開局以来、「社員一同、熊本と共に歩み、産業文化の発展に尽くそう」を志し、この心の礎をさらに強固にするため、新組織「地域プロモーション局」を立ち上げました。目的は、地域・自治体の皆さまたちとそれぞれの課題に正面から向き合い、解決方法と放送局独自の視点を掛け合わせ、課題解決の実践に仕向けることです。教育分野では、新たに県教育委員会と連携協定を結び、県立高校の魅力を発信する「学びの祭典」の運営に協力したほか、熊本市教育委員会、高森町、美里町との連携も引き続き行っています。そして、熊本ひいては九州、日本にとって重要である台湾との関係にも正面から向き合うため、社内に組織横断プロジェクトチームを立ち上げました。取材、番組での紹介はもちろん、SNSやデジタル配信でも展開しています。台湾からの反響にも手応えを感じています。また昨年は、eスポーツを通じた台湾と熊本の高校生の交流の場を設け、相互理解を促しました。今後もさまざまなことにトライします。
─5年後、10年後をどう展望しますか。
竹内 放送業界を取り巻く環境は今も劇的に変化し続けており、従来とは異なる視聴形態や視聴時間の変化に即応する必要があります。その一方で、"熊本と共に"という開局以来の志は変わりません。熊本発の番組は世界からも注目されますので、しっかりとした取材に基づく信頼されるニュースや、放送局ならではの良質なエンターテインメントコンテンツ作りを"一丁目一番地"とし、発信方法を開発して、皆さまの信頼に応え続けていく所存です。ご意見、ご感想をぜひお寄せください。そして、皆さまと直接お会いできる場として、今年も3月に「KAB駅前フェスタ」をJR熊本駅前で開催します。また、5月にはソフトバンクホークス戦も開催されます。KABのファンになっていただけるような楽しい企画を用意しますので、ご来場をお待ちしています。
概要
所在地 | 〒860-8516 熊本市西区二本木1丁目5-12 【電話】096(359)1111 |
---|---|
事業内容 | テレビジョン放送事業 |
設立 | 昭和63年12月(開局 平成元年10月) |
資本金 | 10億円 |
役員 | 代表取締役社長/竹内圭介 常務取締役/樋口幸紀、髙橋昌彦 取締役/松本輝彰、澤田伸一朗 監査役/高田 徹 |
従業員数 | 81人 |
支社 | 東京、大阪、福岡 |
ホームページ | https://www.kab.co.jp/ |
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