「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
熊本県民テレビ「新番組とイベントが好調 新事業にも挑戦」代表取締役社長・宗田英成氏【トップインタビュー】
熊日プレジデント倶楽部─昨年は新番組が大きな話題になりました。
宗田 昨年3月、27年間親しまれたてれビタを終了し、4月からゴールデンタイムで「くりぃむしちゅーの熊本どぎゃん!?」(毎週金曜19:00~)をスタートさせました。2人が東京で自慢できる熊本の人・モノ・場所を探すという企画で、若手社員の熱意で実現し、人気です。熊本出身のWANIMAが書き下ろしたテーマソングもWEBメディアに取り上げられて注目を集めました。「テレビタミン」のスタート時は"第2の開局"と言われましたが、昨年は"第3の開局の年"と言えるほどの一年でした。昨年12月からは新たな挑戦として「ZIP!」内のローカル枠(6時台と7時台に2枠)で、熊本のニュース、天気、交通情報などを生放送でお届けしています。
─「KKT杯バンテリンレディスオープン」など多くのイベントが大盛況でした。
宗田 バンテリンレディスは、国内女子ゴルフツアーの中で唯一、熊本開催のトーナメントです。昨年4月は竹田麗央選手が初優勝し、それを全国に向けて放送するという歴史に残る大会になりました。また、昨年4月から6月に熊本市現代美術館で開催された「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」では、過去5年間で最多となる5万2千人の入場者を記録しました。昨年11月の「台湾祭」と「JAPANグルメバーガーフェス」、恒例の「24時間テレビ」、「青少年のための科学の祭典」も大盛況でした。2023年に菊陽町と地域活性化協定を結び、その一環で「ポップサーカス」も開催しました。今年2月には、本物のお笑いに触れ、地元の方々のシビックプライドを醸成させるため「九州新喜劇~菊陽町公演~」を開催します。
─新規事業を教えてください。
宗田 デジタルネイティブ世代を対象に、正しい情報を自ら選び取る力"メディアリテラシー授業"を始めました。昨年7月には大森学園高校(東京都)の2、3年生を対象にオンラインで実施し、評価をいただきました。テレビ離れが進む中、若い世代にテレビの役割や存在意義を知っていただくという大切な目的もあります。また、昨年新たにユーチューブチャンネル「熊本縣民電視台」も開設。日本と台湾の文化の違いや、TSMCをめぐる経済情報などを台湾在住ジャーナリストと弊社の記者の視点で台湾華語で発信しています。「前例踏襲はやめよう」「イノベーションを起こそう」を合言葉に今年もチャレンジを続けます。
概要
所在地 | 〒862-8504 熊本市中央区大江2丁目1-10 【電話】096(363)6111 |
---|---|
開局 | 昭和57年4月1日 |
資本金 | 20億円 |
役員 | 取締役会長/塩野弥千夫 代表取締役社長/宗田英成 常務取締役/松尾徳彦 取締役/河村裕二、平田 毅、林 明彦 監査役/大久保龍二 |
従業員数 | 91人 |
事業内容 | 民間放送業 |
支社 | 東京、大阪、福岡 |
関連会社 | (株)KKTエンタープライズ (株)KKTイノベート |
ホームページ | https://www.kkt.jp/ |
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