「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
熊本トヨタホールディングス株式会社「グループ会社の連携強め相乗効果に期待」代表取締役社長・與縄義昭氏【トップインタビュー】
熊日プレジデント倶楽部─新車販売の動向を教えてください。
與縄 2020年に始まったトヨタ販売店での全車種併売化は、各社が販売台数を伸ばす起爆剤になったと思います。その後、半導体不足による新車の長納期が問題となりましたが解消は進んでいます。しかし、受注制限が続く車種もありご迷惑をおかけしています。ディーラーである私たちはお客さまのニーズに応えてカーライフを支えるという役割を果たしていきたいと考えています。
─積極的な設備投資が続いていますね。
與縄 熊本トヨタでは12月に、熊本市南区の本社・本店再開発の第1期としてテクノショップが完成しました。エンジニアの労働環境に配慮し、空調や最新設備を備え、研修施設や自社エネルギーに活用する太陽光パネルを設置しています。第2期は本社棟と立体駐車場の建設を進めます。上熊本店はショールームを3月に完成予定で、4月にグランドオープンできると思います。既存店舗のテクノショップにも空調設備を順次導入を進めています。大分トヨペットでは昨年2月に佐伯店を移転新築オープンさせました。
─人材育成に注力されています。
與縄 中期経営計画に基づいた人材育成では、全社員参加の研修が3年目を迎え、プログラムを拡大。次世代リーダー育成のプロジェクトも始まり、期待しています。また、年間6~7人の高校生を社員に採用し、整備士に必要な国家資格を取るための専門学校に通うことができる「整備士育成社員制度」もグループ3社で導入し、地域の高卒人材の就職を支援しています。
─今年の抱負をお願いします。
與縄 一昨年から井原宏社長が熊本トヨタ自動車と、フォークリフトや物流システムを扱うトヨタL&F熊本の社長を兼務しています。昨年は大分トヨペットに與縄裕二社長が就任するなど、
グループ会社間での連携が強化され、相乗効果が発揮されることに期待しています。熊本トヨタ、トヨタL&F熊本の2社では、両社の多様な商品やサービスを融合し、法人向けの提案営業を構築します。入社式や研修を合同で行うなど、人材育成を通した社員同士の交流も始まりました。福利厚生では、エンジニアウエアのクリーニングサービスをグループ内で開始します。熊本トヨタと大分トヨペットでは、日曜定休日を導入します。来店の多い土日に定休日を設けることはディーラーでは珍しく、大きなチャレンジです。従業員が家族や地域との時間を創出し、生活が充実することで仕事にも良い影響が生まれることを期待しています。
概要
所在地 | 〒861-4109 熊本市南区日吉2丁目10-1 【電話】096(357)6111 |
---|---|
設立 | 2016年9月 |
事業内容 | 関連会社の業務統括(自動車・産業機械・通信機器の販売と整備、保険商品の販売など)、自動車整備、モビリティサービス関連業務 |
資本金 | 1,100万円 |
従業員数 | 630人(グループ計) |
役員 | 代表取締役相談役/與縄 董 代表取締役社長/與縄義昭 取締役副社長/與縄英二 取締役/井原 宏、與縄裕二 |
関連会社 | 熊本トヨタ自動車(株)(レクサス熊本東)、大分トヨペット(株)、トヨタL&F熊本(株)、(株)ジェームスケイティ |
ホームページ | https://kumatoyo-group.com |
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