「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
株式会社松栄パナホーム熊本「グループの結束強め、質の高い家づくりを」代表取締役社長・田中義定氏【トップインタビュー】
熊日プレジデント倶楽部─「パナソニックホームズ」の住宅を手掛けておられます。
田中 県内4カ所の住宅展示場に、鉄骨構造で優れた耐久性を持ち、快適に暮らせる「パナソニックホームズ」を出展しています。全館空調システム「エアロハス」の性能の良さなども展示場で体感いただけたらと思います。当社は、良質な戸建て住宅の建設を事業の中心に据え、土地の分譲や建売住宅販売、住宅リフォームをはじめ、集合住宅建設や土地活用など、近年では幅広く事業を推進しています。
─新たな取り組みを教えてください。
田中 昨年はTSMCの現地法人JASMの稼働開始に合わせ、台湾の方が熊本で住宅を求める動きが活発化しました。そのため当社では、中国語や台湾の歴史・習慣などを学ぶ社内勉強会を開きました。今年は本社横の敷地に、新しいショールーム「住まいとくらしの情報館」をオープンさせる予定です。住宅展示場の一歩先を行く"見て、触れて、体感できる"情報をお伝えできる場所にしたいと考え、準備を進めているところです。
─同業の「松栄住宅」がグループ会社にありますね。
田中 松栄住宅では、木と鉄を組み合わせたテクノストラクチャー工法の住宅を提供しています。互いの強みを生かした棲み分けができていますが、一方で、土地情報の入手や資材の手配などで力を合わせ、相乗効果を図っています。
─「しょうぶ苑」を運営する関連会社、九州松栄産業の状況は。
田中 熊本市内3カ所で老人介護施設や、介護人材を養成する「しょうぶ苑介護スクール」などを運営しています。同社は2023年度から、労働環境や経営状態を県が評価する「ブライト企業」に認定されています。また、医療・介護・健康・食・ビューティーなどのライフサイエンス分野の産業創出を目指して県が推進する「UXプロジェクト」に参加しました。
─今年の抱負をお聞かせください。
田中 若年人口が減少していく中で、住宅建設会社の経営には従来とは異なる新たな取り組みが求められているのではないでしょうか。ただ当社は、変化の時代にあっても地元に根差し、顧客満足の積み重ねを会社の土台にしていきます。そして社員が誇りを持って働ける会社であり続けたいと思います。グループの結束力を強化し、今年はこれまでの取り組みの成果を実感できる年にしたいですね。今後も地域に密着し、質の高い家づくりと生涯にわたる安心のアフターフォローを提供していきます。
概要
所在地 | 〒862-0962 熊本市南区田迎1丁目7-14 【電話】096(379)4020 |
---|---|
設立 | 昭和60年5月 |
事業内容 | 「パナソニックホームズ」の新築・分譲事業、リフォーム事業、不動産流通・管理事業 |
従業員数 | 75人 |
役員 | 代表取締役会長/木村秀雄 代表取締役社長/田中義定 取締役副会長/木村洋志 常務取締役/佐々木朗 取締役/野田賢誠、堀 直規、濱田義治 |
資本金 | 3,000万円 |
住宅展示場 | 熊日RKK・住まいランドTKU・KKT荒尾・KKTアンビー合志 |
グループ | パナソニックホームズ(株) |
関連企業 | SHOEI GROUP(グループ従業員570人) ・松栄住宅(株) (テクノストラクチャー・アイコス事業) ・(有)九州松栄産業 (江津・黒髪・水前寺しょうぶ苑) ・(株)松栄興産、(一社)松栄開発 |
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