「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
株式会社モトーレンフロイデ「ディーラーの在り方を再認識し 一歩前進」代表取締役社長・齊藤寛樹氏【トップインタビュー】
熊日プレジデント倶楽部─2024年の業績や、新たな取り組み等についてお聞かせください。
齊藤 輸入車である以上、世界情勢の影響を受けることは否めません。特にEV(電気自動車)モデルは生産や流通の影響で、計画通りに車が入ってこない事例もあります。また、国内では出荷前確認で納車までに時間がかかるケースも増えており、24年の業績は前年からやや減少する見通しではありますが変化に対応しながらしっかりと利益を残していく考えです。そうした中、BMW・MINIのショールームに急速充電器を整備したほか、グループ企業の熊本ゴルフ倶楽部(城南コース)にも充電設備を設置する手続きを進めております。EVの普及においてインフラ整備は課題の一つですが、プレー中に充電できるという点でゴルフ場はEVとの親和性が高いと考えています。車と連携したアプリ「マイBMW」での充電残量や、充電器検索地図アプリなどで位置情報を検索できるなど、これまで以上にEV車の環境になったと感じています。
─TSMC進出の影響は。
齊藤 BMWに対してポジティブなブランドイメージをお持ちの方が多く、台湾から熊本にいらした方からも支持いただいております。熊本進出が決まって以降、少しずつ対応の準備を進めてきた成果もあり、セールススタッフも翻訳ツールなどを駆使して積極的にコミュニケーションがとれており、そうした関係づくりも信頼につながっています。TSMC第2工場建設も発表されたほか、関連会社も増えてきますので、今後もビジネスの入り口は広がる可能性があると捉えています。24年7月から菊陽町にEV車「BMW iX」を貸与しており、県外から移住される方などに向けた発信と合わせ、町の活性化やSDGsの一助になれたらと考えています。
─今年の展望や今後の抱負は。
齊藤 人気の高い「BMWX3」のフルモデルチェンジ、MINIはコンバーチブルが登場しMINIファミリーが勢ぞろいすることもあり、販売面でのギアが入ると予測しています。また、来年に向けてショールームをリニューアルし、お客さまに一層リラックスしていただける雰囲気にする計画があります。メーカーあっての販売店という立ち位置を踏まえ、お客さまとの関係性をより高めながら、これまでに積み重ねてきた取り組みを継続し、社員が自発的にチャレンジできる環境をつくることで、過去最高の売り上げを記録した一昨年以上の実績を目指したいと考えています。
概要
所在地 | 〒861-8029 熊本市東区西原3-5-3 【電話】096(386)2000 |
---|---|
設立 | 1979年1月16日 |
資本金 | 5,000万円 |
代表者 | 代表取締役会長/米澤 誠 代表取締役社長/齊藤寛樹 専務取締役/若杉浩治 常務取締役/古賀 諭 |
従業員 | 96人(2024年12月2日現在) |
事業拠点 | 〈新車ショールーム 3店舗〉 Kumamoto BMW熊本インター店 Kumamoto BMW下通店 MINI KUMAMOTO 〈中古車ショールーム 1店舗〉 BMW Premium Selection熊本インター店 〈サービス工場 2カ所〉 |
関連会社 | ドゥ.ヨネザワ企業グループ |
ホームページ | https://kumamoto.bmw.jp/ https://www.kumamoto.mini.jp/ |
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
熊本のニュース-
【とぴっく・小国町】町の風景写真展
熊本日日新聞 -
全国から駅弁と〝うまいもの〟が集結 熊本市の鶴屋百貨店で2月11日まで
熊本日日新聞 -
DF袴田が肉離れ 全治4週間 ロアッソ熊本
熊本日日新聞 -
足元にひょっこりくまモン 益城町 全国初のマンホールふた
熊本日日新聞 -
八代郵便局が22日朝から通常営業を再開
熊本日日新聞 -
複数の人格と生きる実情、知って 解離性同一性障害テーマに映画 当事者監修、熊本市で上映会
熊本日日新聞 -
患者の診断、治療に性差考慮を うつ病、更年期障害、症状に違い 熊本市で学術集会「個人差の手がかりに」
熊本日日新聞 -
【あの日から・阪神大震災30年=インタビュー「熊本への助言」㊥】「生の資料」防災に生かす 人と防災未来センター主任研究員の林田さん
熊本日日新聞 -
【山鹿市の課題ー市長選、市議選を前に㊦】「交流人口」 伸び悩む山鹿灯籠、百華百彩… 和栗イベントなど新たなにぎわい創出を
熊本日日新聞 -
熊本県勢、逆境乗り越え全国舞台へ 2月の国スポ・アイスホッケー、少年男子20年ぶり 九州1位の成年男子「全国1勝を」
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛やより良い生活につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学びましょう。
※この連載企画の更新は終了しました。1年間のご愛読、ありがとうございました。エフエム熊本のラジオ版「聴いて得する!お金の話『まね得』」は、引き続き放送中です。