「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
株式会社松栄パナホーム熊本「顧客満足の積み重ねを会社の土台に」代表取締役社長・田中義定氏
熊日プレジデント倶楽部─昨年6月、社長に就任されました。
田中 私は1985年の会社設立当初からのメンバーで、これまで創業者の木村秀雄・現会長のそばで仕事をしてきました。当社は「お客さまの価値ある住まいづくりを通じ、地域社会への貢献を目指す」を経営理念としています。今後も「お客さまにとっての価値ある住まいとは何か」に向き合い、顧客との関係を大切にしながら経営します。家が出来上がった後に施主宅を訪問する「ふれ愛訪問」や、コロナ禍を除き2年ごとに施主を招待して開催してきた「ふれ愛感謝祭」も〝ご縁〟を大切にする会社行事として継続していきます。
─今後の事業展開をどうお考えですか。
田中 住宅業界は人口減少による市場の縮小や原材料高騰による建築費上昇などの課題を抱えていて、企業間競争が激化しています。その中で当社は、鉄骨構造で優れた耐久性を持ち、全館空調システムなどにより快適に暮らせる「パナソニックホームズ」の住宅の魅力をアピールしていきます。外観の美しさが長続きし広い内部空間をつくることが可能なので、住宅の資産価値が長く持続する点を強調していきたいですね。今後は戸建てだけでなく、土地活用や相続に備えた建て替え需要にも対応し、最上階を自宅とする上質な賃貸併用住宅や賃貸住宅を提案していきます。従来の枠にとらわれず、事業のターゲットを広げていきたいと考えています。
─グループ会社のトピックなどはありますか。
田中 熊本市内3カ所に介護施設「しょうぶ苑」を運営する「九州松栄産業」が昨年5月、熊本市東区御領に5カ所目のリハビリ特化型デイサービス施設「リハライフ」を開設しました。「松栄住宅」は昨年、宇城市の「松栄スマートヒルズ松橋小」の新規分譲を開始しました。1㌔圏内にJR松橋駅や岡岳公園、小・中学校があります。
─今後の展望についてお聞かせください。
田中 地元企業として地域に根差し、顧客満足の積み重ねを会社の土台にしていきます。会社を支える人材の確保も課題なので、引き続き中途採用と、毎年数人ではありますが新卒採用を行っていきます。新卒者には最初の1カ月間、「パナソニックホームズ西部研修センター」で集合研修をし、その後は職場の先輩が教えることで共に成長を図ります。また、入社後2年間にわたり同研修センターにおいてフォロー研修もしています。加えて階層別研修を実施しています。社員の学びを応援し、社員の成長が会社の成長につながる好循環を目指します。
概要
所在地 | 〒862-0962 熊本市南区田迎1丁目7-14 【電話】096(379)4020 |
---|---|
設立 | 昭和60年5月 |
事業内容 | 「パナソニックホームズ」の新築・分譲事業、 リフォーム事業、不動産流通・管理事業 |
従業員数 | 78人 |
役員 | 代表取締役会長/木村秀雄 代表取締役社長/田中義定 取締役副会長/木村洋志 常務取締役/佐々木朗 取締役/野田賢誠、堀 直規、濱田義治 |
資本金 | 3,000万円 |
住宅展示場 | 熊日RKK・住まいランドTKU・KKT荒尾・ KKT合志 |
グループ | パナソニックホームズ(株) |
関連企業 | SHOEI GROUP(グループ従業員570人) ・松栄住宅(株) (テクノストラクチャー・アイコス事業) ・(有)九州松栄産業 (江津・黒髪・水前寺しょうぶ苑) ・(株)松栄興産、(一社)松栄開発 |
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
熊本のニュース-
同性婚訴訟、熊本市の原告2人「違憲判決を」 12月13日の福岡高裁判決を前に会見
熊本日日新聞 -
福島県知事が木村熊本知事を訪問
熊本日日新聞 -
熊本県内、インフルエンザが増加傾向 県感染症情報
熊本日日新聞 -
パソコン遠隔操作で個人情報流出か 県暴力追放センター 相談者延べ2500人分
熊本日日新聞 -
DF長嶋(兵庫・相生学院高)の加入内定 ロアッソ熊本 サッカーJ2
熊本日日新聞 -
熊本城「宇土櫓続櫓」の石垣、復旧に向け解体作業に着手 28年度の積み直し完了目指す
熊本日日新聞 -
山鹿灯籠踊り 24歳〝即戦力〟デビュー 歌と三味線担当の竹中さん
熊本日日新聞 -
県庁マンと大学の先生の〝二刀流〟 熊本県財産経営課長の松尾さん 「学問と実務の架け橋に」
熊本日日新聞 -
自己決定、尊重する社会に 明治大法学部教授・鈴木賢さん
熊本日日新聞 -
菊池一族、朝鮮貿易で内紛 郷土史家・堤さん(菊池市)が論文
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛やより良い生活につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学んでいきましょう。
※次回は「家計管理」。11月25日(月)に更新予定です。