株式会社サイバーレコード「時価総額1000億円企業を目指す」代表取締役社長・増田一哉氏

熊日プレジデント倶楽部
熊本日日新聞 2024年1月1日 00:01
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代表取締役社長・増田一哉氏
代表取締役社長・増田一哉氏

─作成中の中期計画はどのような内容ですか。

増田 2031年が最終年度の中期計画づくりに取り組んでいます。M&Aが順調に進み、ホールディングス傘下の企業は4社となりましたが、期間中さらにM&Aを強化し、新規法人も設立して裾野を広げます。社員数は現在、225人。平均年齢は31歳と若い人が多く、中期計画では目標の一つに若い経営者の育成を掲げています。それを実践するため、入社2~5年目の社員にチャレンジの場を用意。M&Aで傘下に入った会社や新規法人に出向させ、責任ある役員以上の立場を経験してもらうことで若手の成長を促します。実際に若手を1人、昨年6月からM&A先の企業に出向させ、要職を担ってもらっています。また、当社の目標は九州ナンバーワンのIT企業ですが、その裏付けとすべく31年までに時価総額1000億円の企業になることを目指します。これが中期計画で思い描く最大の目標です。

─目標達成に向け、何に取り組みますか。

増田 まずは人材の補強、教育。〝最高〇〇責任者〟と呼ばれるプロ人材、CXO(Chief×Officer)クラスのヘッドハンティングを進めています。6人ほど経営陣に迎え、「熊本にこんな人がいるのか」と言われるようなエキスパートで「ドリームチーム」を結成します。既に複数人採用し、実務に就いています。新卒採用は昨年が3人、今年は10人の予定で、離職者はいません。中期計画達成時の陣容は380人程度を想定しています。人材教育では外部講師を招き、就時間内でリスキリングを実施中。さらに、時価総額の引き上げ策として投資家向けのIPO(新規公開株)も検討しています。

─新しいオフィスはいかがですか。

増田 社員には大好評です。カフェを無料開放し、金曜の夜はバーになります。休憩室にはマッサージチェアがあり、睡眠スペースは常に満員。今年は屋上に憩いの場も完成します。若者の会社選びは今、おしゃれなオフィスでかっこよく働けるかという要素も大きな決め手で、評価は高いと思います。

─今年の抱負をお聞かせください。

増田 全ての業務で「型化」を進めます。型化とは属人化しがちな会社仕事の技術ノウハウを〝見える化〟して方法や手順を分かりやすくまとめ、誰がやっても同じ成果が得られるようにすることです。業績は好調を維持し、分野別では主力のEC運営代行事業とふるさと納税事業が依然好調です。最近は海外向け越境ECの引き合いが多く、最終的には海外比率を25%前後まで上げようと考えています。

屋上の憩いの場のパース図
屋上の憩いの場のパース図

概要

所在地 〒860-0833
熊本市中央区平成3丁目23-30-4F
設立 2008年8月1日
業務内容 ECサイト運営代行
ネット通販コンサルティング
ネット通販受注代行
SaaS事業
個人版ふるさと納税受託事業
企業版ふるさと納税受託事業
従業員数 225人
ホームページ https://www.cyber-records.co.jp/
Instagram https://www.instagram.com/cyber_records/
採用特設サイト https://www.cyber-records.co.jp/recruit_form

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