「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
熊本朝日放送株式会社「熊本発のコンテンツにさらに磨きを」代表取締役社長・竹内圭介氏
熊日プレジデント倶楽部─昨年10月に新番組がスタートしました。
竹内 新しい冒険が始まった思いです。平日夕方にお届けしていた生活情報番組「くまパワ!」が終了。〝新たなニュースのカタチ〟を目指す「くまもとLive touch」をスタートさせました。夕方の帯番組は地域に密着するテレビメディアにとって一丁目一番地。最重要コンテンツの一つと認識し、全社一丸で力を注いでいます。日々の番組制作は若手社員中心で発案し、形にしています。フレッシュな感性で当日のニュースを迅速にチョイスし、もう一歩先まで深掘りした取材を行い、分析を加えて提供。視聴者の皆さまにニュースを自分事と捉えていただけるよう努めています。多彩なコメンテーター陣の知見と魅力あふれるコメントにも注目してほしいですね。「いまにふれる、いまがわかる。」をモットーに熊本の最前線を伝えています。
─地域の放送局として力を入れていることは。
竹内 熊本発のコンテンツが持つ力をさらに磨き、発信力を高めることです。番組コンテンツの内容充実はもちろん、発信の方法、手段の多様化を追求することは全社の共通課題。具体的には自社コンテンツのクロスメディア展開を強化します。ニュースもエンタメコンテンツも視聴方法の多様化が進んでいますが、むしろ好機と捉えてウェブ配信を積極的に展開し、最適な方法で視聴者にアプローチする知見を積み増します。自社制作の「ヒロシのひとりキャンプのすすめ」はTVerのお気に入り登録者数が10万人を超え、全国の多くの方に愛されるコンテンツをKABが発信しているということを実感しています。昨年は高校生バスケットボール・ウィンターカップをウェブのみで全試合配信しました。夏の高校野球に加え、これらから得た知見はKABの新たな冒険の羅針盤になると考えています。
─放送以外で熱心に取り組む事業はありますか。
竹内 常に考えているのは「熊本の放送局として地域のお役に立てることは何か」です。教育分野では熊本市教育委員会、高森町、美里町と連携協定を結んでいます。美里町では放送の仕組みやカメラの使い方を講義し、最終的には子どもたちに町のCMを制作してもらいました。これからの熊本を背負って立つ人材に対して放送メディアができることを自治体の皆さんと一緒に考え、実践しています。今年は3月に「KAB駅前フェスタ」を復活させる形で開催しますが、KABのファンになっていただけるよう多彩な企画を用意します。皆さまと直接触れ合える機会なので、全力で取り組みたいと思います。
概要
所在地 | 〒860-8516 熊本市西区二本木1丁目5-12 【電話】096(359)1111 |
---|---|
事業内容 | テレビジョン放送事業 |
設立 | 昭和63年12月(開局 平成元年10月) |
資本金 | 10億円 |
役員 | 代表取締役社長/竹内圭介 常務取締役/樋口幸紀、髙橋昌彦 取締役/松本輝彰 監査役/高田徹 |
従業員数 | 82人 |
支社 | 東京、大阪、福岡 |
ホームページ | https://www.kab.co.jp/ |
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
熊本のニュース-
【速報】千原台は32位 全国高校駅伝女子
熊本日日新聞 -
【とぴっく・熊本市】児童養護施設にアイス贈る
熊本日日新聞 -
「るろうにほん 熊本へ」(佐藤健著) 県内各地の魅力を紹介
熊本日日新聞 -
「ロボット・ドリームズ」 犬とロボットの切ない運命【熊本シネマレビュー】
熊本日日新聞 -
【年末回顧くまもと2024】③水俣病患者らの発言遮断 環境省、被害に耳傾けず…根強い不信、遠い信頼回復
熊本日日新聞 -
【2024世相の鏡②】オーバードーズ 「手軽に〝とべる〟から好き」 健康被害が社会問題に、脳への影響も懸念
熊本日日新聞 -
現地案内や資料展示 患者の実体験を後世に【水俣病伝えて 相思社50年③】
熊本日日新聞 -
刺し身のつまが海を救う? 「養殖藻場」で魚やプランクトンが増加 東京の一般社団法人が実験結果まとめる 天草のトサカノリなど
熊本日日新聞 -
【バスケB2第14節・熊本71―91鹿児島】ヴォルターズ、強敵に敗北も「手応えあり」
熊本日日新聞 -
熊本ヴォルターズ、3連勝ならず 鹿児島に71-91 バスケB2
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛やより良い生活につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学んでいきましょう。
※次回は「成年後見制度」。12月27日(金)に更新予定です。