熊本朝日放送株式会社「熊本発のコンテンツにさらに磨きを」代表取締役社長・竹内圭介氏
熊日プレジデント倶楽部![代表取締役社長 竹内圭介氏](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-06/p018_1.jpg?itok=B78z6fnr)
─昨年10月に新番組がスタートしました。
竹内 新しい冒険が始まった思いです。平日夕方にお届けしていた生活情報番組「くまパワ!」が終了。〝新たなニュースのカタチ〟を目指す「くまもとLive touch」をスタートさせました。夕方の帯番組は地域に密着するテレビメディアにとって一丁目一番地。最重要コンテンツの一つと認識し、全社一丸で力を注いでいます。日々の番組制作は若手社員中心で発案し、形にしています。フレッシュな感性で当日のニュースを迅速にチョイスし、もう一歩先まで深掘りした取材を行い、分析を加えて提供。視聴者の皆さまにニュースを自分事と捉えていただけるよう努めています。多彩なコメンテーター陣の知見と魅力あふれるコメントにも注目してほしいですね。「いまにふれる、いまがわかる。」をモットーに熊本の最前線を伝えています。
─地域の放送局として力を入れていることは。
竹内 熊本発のコンテンツが持つ力をさらに磨き、発信力を高めることです。番組コンテンツの内容充実はもちろん、発信の方法、手段の多様化を追求することは全社の共通課題。具体的には自社コンテンツのクロスメディア展開を強化します。ニュースもエンタメコンテンツも視聴方法の多様化が進んでいますが、むしろ好機と捉えてウェブ配信を積極的に展開し、最適な方法で視聴者にアプローチする知見を積み増します。自社制作の「ヒロシのひとりキャンプのすすめ」はTVerのお気に入り登録者数が10万人を超え、全国の多くの方に愛されるコンテンツをKABが発信しているということを実感しています。昨年は高校生バスケットボール・ウィンターカップをウェブのみで全試合配信しました。夏の高校野球に加え、これらから得た知見はKABの新たな冒険の羅針盤になると考えています。
─放送以外で熱心に取り組む事業はありますか。
竹内 常に考えているのは「熊本の放送局として地域のお役に立てることは何か」です。教育分野では熊本市教育委員会、高森町、美里町と連携協定を結んでいます。美里町では放送の仕組みやカメラの使い方を講義し、最終的には子どもたちに町のCMを制作してもらいました。これからの熊本を背負って立つ人材に対して放送メディアができることを自治体の皆さんと一緒に考え、実践しています。今年は3月に「KAB駅前フェスタ」を復活させる形で開催しますが、KABのファンになっていただけるよう多彩な企画を用意します。皆さまと直接触れ合える機会なので、全力で取り組みたいと思います。
![熊本の最前線を伝える「くまもとLive touch」](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-06/p018_2.jpg?itok=D0TzPJE1)
概要
所在地 | 〒860-8516 熊本市西区二本木1丁目5-12 【電話】096(359)1111 |
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事業内容 | テレビジョン放送事業 |
設立 | 昭和63年12月(開局 平成元年10月) |
資本金 | 10億円 |
役員 | 代表取締役社長/竹内圭介 常務取締役/樋口幸紀、髙橋昌彦 取締役/松本輝彰 監査役/高田徹 |
従業員数 | 82人 |
支社 | 東京、大阪、福岡 |
ホームページ | https://www.kab.co.jp/ |
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