「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
株式会社エフエム熊本「ラジオの魅力 再認識してもらう年に」代表取締役社長 荒木正博氏
熊日プレジデント倶楽部─昨年夏、東海大学熊本キャンパスと連携した新番組がスタートしました。
荒木 「Step into AGRI〜アグリに飛び込め!〜」です。日曜日の午前9時55分から5分間放送しています。県内で農業や食に関わりのある方が1カ月ごとに入れ替わりで登場。農や食への思い、苦労、喜びを語ります。学生主導の企画運営がポイントで、リポートも学生。東海大は県内で唯一農学部がある大学です。学生が参加する援農プロジェクトがあったり、広報メディアを学ぶ研究室があったり、ラジオ局とのコラボはうってつけ。学生らしい視点で制作に取り組んでもらっています。大学側は教育のスタンスで臨み、番組を学ぶ場にしたいとの意向。連携が化学反応を起こし固定観念を超えた番組になれば、との思いです。その延長線上で県農業の活性化につながればいいですね。
─番組「『アイラヴ漱石先生』朗読館」が市民財団奨励賞を受賞しました。
荒木 昨年5月、熊本芸術文化学術振興市民財団から表彰されました。書籍「アイラヴ漱石先生―漱石探求ガイドブック」を素材に、県内各高校の生徒たちが作品の魅力を率直に語り合う内容。昨年2月まで週1回、5カ月間放送しました。捉え方が新鮮で、番組を聴くたびに読んでみたいと思わせてくれました。財団は「生徒たちの等身大の言葉が感動を与えた」と評価。放送業界の賞にとどまらず、広く文化・芸術分野の活動として選んでいただいたことを誇りに思います。番組内容は今も熊日電子版で読むことができ、AuDee(オーディー)で聴くことができます。昨年はこのほか、CM部門で日本民間放送連盟賞優秀賞、企画部門で全国FM放送協議会(JFN)賞地域賞を受賞しました。
─スマホやパソコンでエフエム熊本のライブ放送を聴くことができるようになったそうですが。
荒木 まずFMKのウェブサイトにアクセスしてもらい、再生ボタンをクリックするだけで当社のライブ放送を聴けるようにしました。「いつでもどこでもFMK」というわけです。これまで以上に身近に感じてもらえれば幸いです。
─来年は開局40周年と聞きました。
荒木 昨年、社内に40周年記念事業実行委員会を設け、準備に入りました。来年は国内でラジオ放送が始まってから百年でもあります。大きな節目に向け、この1年は皆さまにラジオの魅力や存在意義を再認識していただけるよう、社員一丸となって面白く役に立つ番組、CMづくりに取り組みます。
概要
所在地 | 〒860-0001 熊本市中央区千葉城町5-50 【電話】096(353)3131 |
---|---|
設立 | 1985年4月1日 |
業務内容 | 民間放送業 |
資本金 | 1億円 |
役員 | 代表取締役社長/荒木正博 取締役/伊佐坂功親 |
従業員数 | 20人 |
支社 | 東京支社 |
ホームページ | https://fmk.fm/ |
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