イオンモール株式会社「地域の未来につながる営みを共創」代表取締役社長・岩村康次氏

熊日プレジデント倶楽部
熊本日日新聞 2024年1月1日 00:01
熊日プレジデント倶楽部 トップインタビュー Sponsored
代表取締役社長 岩村康次氏
代表取締役社長 岩村康次氏

─新型コロナウイルスが5類に移行し、さまざまな制限が緩和されました。客足の回復具合は。

岩村 集客イベントを積極的に開催できるようになりました。例えば昨年から、「わくわくおしごと体験」に代表される体験を通じた学びや、子どもたちの笑顔を生み出す体験価値の提供などを始めました。ゴールデンウイークや夏休みなどには、それらイベントへの参加も含め、家族連れのお客さまに多く来店いただくなど、客足は戻ってきているのではないかと感じています。

─熊本・宇城の各モールで、多彩な催事や地域に根差した取り組みに力を入れておられます。

岩村 宇城では「宇城市観光物産フェア〜Uki☆Kirari2023春〜」を初開催し、2日間で約2万人のお客さまに来場いただきました。また、「小川ふるさと祭り」が4年ぶりに開催され、花火や総踊りなど1万人以上のお客さまに楽しんでいただくなど、地域との取り組みを継続しています。熊本でも、嘉島町の一大イベント「かしま水の郷祭り」がステージイベントを再開。地元団体や行政の方々に協力いただき、ステージイベントや屋台、そして祭りのクライマックスの花火が夜空を彩りました。開業18年で最も多くのお客さまの来館があり、地域の皆さまに大変喜んでいただきました。

─eスポーツとデジタルを融合した県内初の「うきのば」が小川支所内にオープンしましたね。

岩村 開設4カ月で3千人の利用があるなど、非常に好評です。eスポーツの体験はもちろん、スマホ教室やドローン体験、プログラミング講座など多様なコンテンツがあり、老若男女さまざまな方に利用いただいております。1月20日には1周年イベントも予定しています。

─今後どのようなモールづくりに取り組んでいかれますか。

岩村 当社は昨年新たに、2030年ビジョンとして「イオンモールは、地域共創業へ。」を策定しました。商業施設という枠組みを超え、地域にとって必要な機能は何か? 地域課題の解決や持続可能な地域の未来につながる営みの最適解を、同じ「志」を持つ自治体や教育機関、事業パートナー、地域の皆さまと共に創造しながら、一人一人も、社会も豊かになれる社会づくりに貢献し、地域と共に成長する企業となることを目指してまいります。熊本の皆さま、ここ熊本の「笑顔が咲く未来」を私たちイオンモールと共に創造してまいりましょう。本年もよろしくお願いいたします。

イオンモール株式会社「地域の未来につながる営みを共創」代表取締役社長・岩村康次氏

概要

所在地 〒261-8539 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目5-1
【電話】043(212)6450
事業内容 大規模地域開発およびショッピングモール開発と運営、不動産売買・賃貸・仲介〈国土交通大臣(4)第7682号〉
設立 1911(明治44)年11月
資本金 423億8,300万円
役員 15人
従業員数 5,528人(2023年8月31日現在)
店舗 イオンモール熊本、イオンモール宇城含む、202店舗
ホームページ https://www.aeonmall.com/

熊日プレジデント倶楽部とは

「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。

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