「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
株式会社レイメイ藤井「ショールーム兼ねた新社屋が好評」代表取締役社長・藤井章生氏
熊日プレジデント倶楽部─昨秋、第36回日経ニューオフィス賞で「九州・沖縄ニューオフィス奨励賞」を受賞されました。
藤井 大変うれしく思っています。昨年4月、熊本市西区にグランドオープンした新社屋のコンセプトは「知的生産の森=GRIP(グリップ)」。ショールームも兼ねたオフィスを「GRIP」として大分、福岡でも展開していますが、熊本本店は規模やクオリティーにおいて中心拠点と位置付けています。オフィスである2階を、セントラルの「c」を付け「GRIPc」と名付けました。1階は多目的スペースの一角に当社の歴史を紹介するコーナーを設けた「DAWN(ドーン=夜明け)」、3階は植栽を配したテラスにつながる開放的なリラクゼーションスペースの「PARK(パーク)」と、フロアごとのコンセプトも明確にしました。オフィス内外にグリーンがある気持ちの良い環境をつくったことなどが総合的に評価されたのではないかと思います。
─多くの方に見ていただきたいですね。
藤井 昨年4月の完成披露祝賀会の前に、参加者の皆さまをご案内しました。ショールームを兼ねたオフィスですので随時見学に来ていただいており、投資効果が出てきていると感じています。オフィスから熊本城の桜がきれいに見える春には、社員の家族も招いてのパーティーを開きました。テラスがあるのでカジュアルな使い方も楽しめます。5月には全社員約460人中370人が各拠点から熊本に集合しました。これだけの社員が一堂に会したのは100周年の時以来33年ぶり。会社発祥の地・熊本の新社屋完成に、社員も大いに盛り上がりました。
─ロゴマークを一新されました。
藤井 中期経営計画の中でリモデル・リブランディングの推進をうたっており、その一環として取り組みました。社名のレイメイは「黎明」。その清新なイメージをグラデーションで表現しました。4つの事業部を取り巻く環境はそれぞれですが、新たなマークの下、各事業を推し進めていきます。
─今年はどんな年にしたいとお考えですか。
藤井 コロナ禍の間に修正を加えた中期経営計画「リ・モデル2020②」が今年6月で終了します。改善・改革を進めた後はステップアップを図る番になります。そのためには既存事業の延長線上だけではなく、新しい事業領域にどれだけ挑戦できるかが重要です。ニューオフィスのアピールをしながら、例えばドローンの活用を含めた農業のDX化などの取り組みを増やし、成長のシナリオを補強したいと考えています。
概要
所在地 |
〒860-8523 熊本市西区上熊本1丁目2-6 【電話】096(328)6154 |
---|---|
事業内容 |
(1) ペーパースペシャルティ事業 (2) ビジネスソリューション事業 (3) オフィスサプライ事業 (4) ステイショナリー事業 |
創業 | 明治23年 |
資本金 | 4億45万円 |
役員 |
代表取締役社長/藤井章生 専務取締役/西野慎一 常務取締役/中尾政彦 取締役/中城幸司、中上博之、松本恭典、坂下正治 監査役/中野謙介、甲斐祐二 |
従業員数 | 462人 |
営業拠点 |
本店/熊本 本社/福岡、東京 支店/北九州、大分、宮崎、鹿児島、沖縄、大阪 営業所/東京、久留米、大津、八代、天草、延岡、都城、札幌、名古屋、福岡、仙台 海外/香港 |
関係会社 |
(株)九州リテールサポート (株)スープル (株)アール・エフ・リアルエステート (株)勁草システック (株)レイメイセキド (株)アグリテックレイメイ |
ホームページ | https://www.raymay.co.jp/ |
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