「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
株式会社コスギ不動産ホールディングス「熊本の発展につながるまちづくりを」代表取締役社長・小杉周司氏
熊日プレジデント倶楽部─UR都市機構の賃貸住宅を取得され、まちの再開発事業に関わっておられますね。
小杉 UR賃貸住宅は入居者にとって住環境などの面で魅力があると思います。当社は熊本市北区武蔵ケ丘に続き昨秋、東区健軍の7棟・222戸と中央区世安の5棟・226戸のUR賃貸住宅を取得しました。武蔵ケ丘の敷地は1万9000平方㍍超の大規模物件です。1棟を除く建物解体工事が終わった段階で地域の魅力が高まるようなまちづくりを計画していきます。健軍と世安についてはリノベーション(大規模改修)を計画しています。各地区の方が喜んでいただけるまちづくりをしたいですね。
─賃貸住宅の販売状況はいかがですか。
小杉 台湾積体電路製造(TSMC)熊本進出の影響で大津町、菊陽町、合志市エリアを中心に社宅のニーズが高まっていて、菊陽町では賃貸住宅に空きがない状況です。当社は菊陽町などに賃貸マンション「ライズシリーズ」と木造2階建てメゾネットタイプの賃貸アパート「ステラシリーズ」を合わせて18棟建築中で、今春から秋に完成する予定です。今はその人気のエリアで、投資用アパート・マンションの販売を企画しているところです。TSMCの熊本進出を受け、半導体プロジェクトチームを社内に立ち上げました。行政や金融機関などと定期的に情報交換をしていて、今後も県外や台湾からの進出企業の社宅や事務所進出のニーズに対応していきます。
─阿蘇市の「阿蘇ハイランドリゾート」はリニューアル工事中のようですね。
小杉 今年3月にリニューアルオープンの予定で工事を進めています。クラブハウスを改装するほか、新たにベーカリーショップ、お土産ストア、ログハウス型のグランピング施設2棟、ペットと泊まれるホテルも4部屋完成します。最近は若い女性を中心にゴルフ人気が高まり、ゴルフ場への来場者も増えているので、阿蘇の観光拠点となる滞在型施設にしたいと考えています。
─今年の抱負をお聞かせください。
小杉 企業の発展は人が全てと考えています。昨年は資格手当や基本給を上げましたが、社内的には社員がやりがいを持って仕事ができる環境整備に取り組んでいきます。事業面では、今年の年末にTSMCの子会社JASM(菊陽町)が本格的に量産を開始すると聞いていますので、不動産業界ではこの機会を大きなチャンスにし、地場企業として熊本の発展につながるまちづくりに携わっていきます。
概要
所在地 | 〒862-0976 熊本市中央区九品寺2丁目6-57 【電話】096(366)5000 |
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事業内容 | 不動産売買、不動産仲介、不動産分譲、賃貸仲介、賃貸管理、資産運用コンサルタント、第二種金融商品取引業 |
設立 | 昭和60年6月18日 |
資本金 | 1,000万円 |
役員 | 代表取締役会長/小杉康之 代表取締役社長/小杉周司 ほか6人 |
従業員数 | 442人(2023年11月) |
関連会社 | (株)コスギ不動産、(株)コスギ不動産リーシング、(株)コスギ不動産リアルティ、(株)レントサポート、(株)熊本リアルティ、(株)熊本ファシリティ、(株)ジャナス、阿蘇ハイランド開発(株)、(株)かいごのみらい、清正製菓(株) |
ホームページ | https://www.kosugi-f.com |
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