「熊日プレジデント倶楽部」は、熊本を代表する有力企業や団体、教育・医療機関のトップと熊本日日新聞社で構成する情報発信・交流の場です。会員企業・団体のトップが自社の現在地や今年の展望を語った新春インタビュー、イベントリポートなど各種コンテンツは特設ページよりご覧いただけます。
熊本トヨタホールディングス株式会社「熊本で自動車を販売して今年で100年」代表取締役社長・與縄義昭氏
熊日プレジデント倶楽部─新車販売はどのような状況ですか。
與縄 半導体不足が解消し新車の供給が回復してきましたが大量の受注残を抱えており、長納期の解消にはもうしばらく時間がかかりそうです。新型アルファードなどはメーカー配車枠が限られており、受注停止でご迷惑をお掛けしています。
─グループの積極的な設備投資が続いていますね。
與縄 熊本トヨタは昨年5月に八代店を全面リニューアルオープン、7月に上熊本店の全面建て替え工事に着手し来年春の完成を目指しています。トヨタL&F熊本では昨年6月に本社が移転新築で完成、7月に商品化センターが松橋に新築オープン。今年2月には大分トヨペット佐伯店が移転新築でオープンします。また熊本トヨタの本社・本店は、2027年の創業90周年に合わせて全面リニューアル工事が始まりました。車と緑、建物が調和した「公園」をコンセプトに、温かみのある木造を取り入れた店舗など、環境にも配慮した施設になる予定です。
─SDGsへの取り組みで実績があります。
與縄 熊本トヨタハイブリッド基金が10年目を迎え、阿蘇の草原保全への寄付は累計で1000万円を超えました。「熊本を走るすべての人に、一人ひとりの幸せをお届けする」のビジョンのもと、地域貢献活動を行っています。それらの活動が評価されて「くまもとSDGsアワード2023」に入賞することができました。熊本トヨタではSDGsの取り組みを軸にした3カ年の人材育成計画を進めています。全社員参加の研修をはじめ、管理職向けや女性社員全員が参加するプログラムも成果が出てくるものと期待しています。職種を超えて各職場を経験できる「社内留学制度」も開始しました。自己申告制とし、若いうちから自発的に多くの経験をすることで社員のキャリアアップを応援します。
─今後の展望をお聞かせください。
與縄 昨年から井原宏社長が、自動車を扱う熊本トヨタ自動車と、フォークリフトや物流システムを扱うトヨタL&F熊本の社長を兼務しています。両社の連携を強化することで法人向けの新たなソリューション営業を実現し、グループのブランド力向上を目指します。今年は、前身となる「ヨナワ商会」で1924(大正13)年にフォード車の取り扱いを始めてから100年を迎えます。熊本県内での自動車販売の先駆けであり、当時は苦労も多かったと聞いています。いま、自動車業界は変革期を迎えています。新たな時代へ歩を進めるためにグループで結束し、さらなる飛躍を目指したいと思います。
概要
所在地 | 〒861-4109 熊本市南区日吉2丁目10-1 【電話】096(357)6111 |
---|---|
設立 | 2016年9月 |
事業内容 | 関連会社の業務統括(自動車・産業機械・通信機器の販売と整備、保険商品の販売など)、自動車整備、モビリティサービス関連業務 |
資本金 | 1,100万円 |
役員 | 代表取締役相談役/與縄董 代表取締役社長/與縄義昭 取締役副社長/與縄英二 取締役/井原宏、與縄裕二 |
関連会社 | 熊本トヨタ自動車(株)(レクサス熊本東)、大分トヨペット(株)、トヨタL&F熊本(株)、(株)ジェームスケイティ |
ホームページ | https://www.kumamoto-toyota.co.jp/ |
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