ChatGPTで業務効率化を 熊本市でプレジ会員向けセミナー
熊日プレジデント倶楽部生成AI「Chat GPT」を使った業務効率化やビジネスへの活用事例を紹介するセミナーが5月16日、熊本市中央区のびぷれすイノベーションスタジオであった。企業向けに活用研修を手掛けるWiz Try株式会社(福岡市)の末松光太郎社長が実演を交えて講演し、「いち早く導入することで、業務効率化や顧客サービスなどで他社に大きな差を付けることができる」と話した。
熊本日日新聞社と熊本を代表する有力企業・団体(113社・団体)のトップでつくる「熊日プレジデント倶楽部」の会員向けに、熊日が初めて開催。計31社49人が参加した。
末松氏はChat GPTについて「MBAや司法試験などに合格するレベルの能力を持つ」と紹介。企業戦略や企画の立案、メール等の文章生成などに活用でき、「従業員が専門家を使うことなく、質の高い業務効率化を進めることができる」と話した。
最新モデル「Chat GPT 4o」を使い、さまざまな業務への活用法を実演。賃貸マンションの部屋の画像をアップロードし、「物件の紹介文を考えてください」などと指示文を入力すると、「シンプルで洗練された内装」「広いリビングが魅力」などと紹介する文章が十秒ほどで完成した。「イベントの企画案を10個出して」などとアイデア出しに活用する方法にも触れた。
精度の高い回答を得るにはコツがあり、個人情報流出や著作権侵害といったリスク対策も必要という。こうしたスキルを学ぶ従業員研修について、社会保険労務士から国の助成制度に関する説明もあった。
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