特別な体験を楽しみ、学びを分かち合おう。くまTOMOは7日午前10時、「学びのコミュニティサイト」をオープンします。これまで実施してきた自然体験イベントをはじめ、熊本の企業や専門機関と協力したお仕事体験などを企画。体験に合わせて、安心な投稿機能を使って、くまTOMOサポーターたちに自由に交流してもらいます。
(藤山裕作、河北希)
くまTOMOは「楽しく、本物の体験を提供したい」と、こだわりのイベントを企画し、年々増やしてきました。阿蘇で〝世界で一つだけの村づくり〟に挑む「自然村」、プログラミング教室、海上保安官の仕事体験…。今後は、企業と協力した新たなイベントも誕生する予定です。
学びのコミュニティサイトでは、体験イベントへの参加を受け付け。事前学習の動画コンテンツなどを視聴できます。交流プランでは、サイト内限定の投稿機能を活用し、ブログなどで感想を発信できます。イベントに参加するだけではなく、子どもたちに主体的に探究し、継続的に学んでもらうのが狙いです。
くまぶんポイントも楽しい機能。サイトにログインしたり、投稿したりすると増えます。ポイントをたくさん集めた人には特典が…。内容はまだひみつです。
今年1~2月に一時的にサイト開設した実験では、八代市の球磨川河口で開いた野鳥観察会に合わせ16組が参加。事前動画で学んだ子どもたちが現地に集まり、貴重な野鳥を探しました。XR(クロスリアリティー)技術を活用し、現地をリアルに再現したコンテンツも公開。タブレットなどの画面を通して、自宅で野鳥観察会を疑似体験しました。
実験後、参加者から「行って終わりではないのが良い」「同じ趣味の友だちの輪が広がる」などの声が上がっています。サイト管理人は、くまTOMOの「特捜めっけ隊」。タヌキのフジぽん隊長やネコののんにゃん隊員たちが盛り上げます。隊員と楽しく語り合おう!
「学びのコミュニティサイト」ではキャリア教育に力を入れます。熊本で活躍する企業と手を組み、さまざまな職業を紹介するくまTOMOのコーナー「おしごとランド」をパワーアップさせて発信します。
「おしごとランド」は、熊本出身やゆかりの職業人にスポットを当て、やりがいや一日の業務スケジュール、なるためにどんな進路を選ぶべきか-などを紹介しています。サイトではこれらを軸に、さらに詳しい情報を掲載。業界の豆知識や「あるある」なども盛り込み、さらなるお仕事の裏側に迫ります。
大きな特徴として、パートナー企業の職業については「投稿機能」で直接担当者に質問することができます。企業側が日々の業務をつづったり、イベントなどを発信したりもします。
手を組むパートナー企業・団体は現在、次の通りです。▽養蜂業を手がける「杉養蜂園」▽介護施設などを運営する「九州松栄産業 しょうぶ苑グループ」▽「熊本学園大」▽「ホテル日航熊本」(以上、熊本市)▽海運業の「新栄汽船」(上天草市)▽「南阿蘇鉄道」(高森町)
7日のサイト開設に合わせ、第1弾のおしごと「養蜂家」を更新。杉養蜂園で働く出口幸太さん(35)に密着しています。コンテンツは順次増やします。
大自然の中で、夏を満喫しよう! 20日、高森町下切地区の「くまTOMO自然村」でデイキャンプを開催します。「学びのコミュニティサイト」内で、参加者を募集中。予習動画や、投稿機能も楽しめます。
自然村はくまTOMO編集室が2022年5月に開村。阿蘇の山あいの集落を舞台に、年間を通してさまざまなイベントを展開しています。
20日は午前10時半~午後3時予定。夏野菜を収穫して、カレー作りに挑戦。また、ヤマメをつかみ取りして炭火で焼いたり、そうめん流しをしたりします。午後は川遊びをします。サイトでは、事前に動画で学べたり、参加後に感想や写真などを投稿したりできます。
サイト内の応募フォームに必要事項を記入してください。参加費は大人2千円、小中学生千円(昼食、保険代込み)。定員は20組程度で、応募多数の場合は抽選。15日締め切り。
夏開催予定のイベントは▽8月10日 プログラミング教室(熊本市)▽17日 半導体に触れてみよう(水俣市)▽9月7日 牧場体験(合志市)
Step.1 熊日IDの登録はこちらから
Step.2 新くまTOMOサポーターへの登録はこちらから
※現在くまTOMOサポーターに登録している人も、新しく登録が必要となります。
Step.3 学びのコミュニティサイト くまTOMO S+(仮称)への参加
※Step.1・2を済ませた方がご参加いただけます。