NIEニュース特集

異なる考え、理解を 八代高生240人学ぶ

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「こうのとりのゆりかご」をテーマに自分の考えを持つことの大切さを訴える熊日文化生活部の森本修代編集委員=15日、八代市の八代高
 八代市の八代高が15日、新聞を通して社会の課題を探り、生徒の考える力を向上させようと、NIE(教育に新聞を)講座を開いた。同高の卒業生で熊本日日新聞文化生活部の森本修代編集委員(47)が講師を務め、異なる考えを受け入れることの大切さを訴えた。

 森本編集委員は2年生約240人に、親が育てられない赤ちゃんを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」の現状や問題点を解説。執筆記事をもとに「事実をどう解釈するかは人それぞれ。新聞を広げれば、いろんな情報や意見を知ることができる」と助言した。

 ゆりかごに預けた人についても「秘密を抱えたまま生きることが本当に幸せなのか気掛かり」と述べ、「熊本地震の経験からも言えるが、困り事を人に話せる力や人間関係を作ってほしい」と訴えた。

 講座は教育、新聞界でつくる県NIE推進協議会が、高校の依頼を受け、新聞・通信社の支局長らを講師として派遣。今後は鹿本商工高など4校でも開講される。(魚住有佳)

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