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今こそ恩返しを 益城町が豪雨被害の朝倉市へ職員派遣 2017年07月12日

今こそ恩返しを 益城町が豪雨被害の朝倉市へ職員派遣の写真、図解
福岡県朝倉市へ出発する直前、西村博則町長(右)に激励される奥村敬介さん(左)と吉住由美さん=11日、益城町役場
 益城町は11日、先の記録的な豪雨で甚大な被害が出た福岡県朝倉市を支援するため、職員2人を現地に派遣した。同町は熊本地震で同市職員の支援を受けたことから、「恩返しをしたい」としている。2人は13日まで避難所の運営などに当たる。

 朝倉市は昨年7月から今年3月にかけて、職員3人を益城町に派遣。このうち町都市計画課で勤務した鎌田好輝さん(46)は、3月末に任期を終えた後も毎週のようにボランティアで町役場を訪れ、業務を手伝ったという。

 今回の豪雨を受け、益城町は10日、同市に連絡し、避難所運営と災害救助法の手続きに関する人員が必要と判断。派遣要員として、熊本地震でノウハウを培った危機管理課の奥村敬介さん(30)と、福祉課の吉住由美さん(46)を選んだ。地震の復旧業務で町も人員的に厳しい状況だが、「何らかの形で恩返ししないといけない」と町総務課の中桐智昭課長。

 この日、西村博則町長が同町木山の町役場仮設庁舎で、「熊本地震を経験した益城町だからこそできる支援がある。ノウハウをしっかり伝えてほしい」と激励。奥村さんは「避難所の運営が混乱していると聞いている。環境が少しでも改善できるよう力になりたい」と表情を引き締めた。2人は職員約20人から拍手を受けて見送られる中、車に乗り込んで現地へ向かった。

 西原村も同日、豪雨で被災した福岡県東峰村に内田安弘副村長と災害廃棄物担当職員1人を派遣。地震後に膨大な災害廃棄物を処理した経験を踏まえ、同村にノウハウや注意点などを伝えた。

 今回の豪雨では消防庁の要請を受け、県内12の消防本部の延べ380人が被災地で救援作業に当たっている。県警機動隊の26人も8日まで被災地に出動。熊本地震で活動したボランティア団体なども被災者支援を始めている。

 一方、益城町の仮設団地自治会連合会は福岡、大分の豪雨被災地を支援しようと、募金の呼び掛けを町内の仮設団地で始めた。浄財は1週間後をめどにまとめ、現地に届ける。連合会の吉村静代代表は「地震では募金を届けてくれた日田市の中学生もいた。今度は私たちが恩返しをする番」と話している。
(久保田尚之、横山千尋、中島崇博)


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