洋菓子や食品…「地域のロス解消」へ売買仲介アプリ 肥後銀行、5月から実証実験 熊本市内の店舗など参加予定

熊本日日新聞 2024年4月23日 20:08
肥後銀行が開発したアプリ「かせする」(仮称)のデモ画面。事業者が賞味期限が近い食品などを割安で販売する
肥後銀行が開発したアプリ「かせする」(仮称)のデモ画面。事業者が賞味期限が近い食品などを割安で販売する

 肥後銀行は23日、賞味期限が近い食材や販売機会を失った商品を事業者が割安で販売する「地域のロス解消事業」の実証実験を5月から始めると発表した。開発したアプリ「かせする」(仮称)を通じて売買を仲介する。熊本日日新聞社と共同で実施する。

 実証実験は現時点で洋菓子や宝飾、食品など熊本市内の店舗を中心に計20事業者が参加を予定する。事業者は70まで増やせるという。

 「かせする」を通じた商品販売は5月13日に始める。購入希望者は、無料通信アプリ「LINE」で「かせする」の公式アカウントを友だち登録して利用する。表示された商品を選んで決済し、出品者の店舗で受け取る。熊本市中央区上通町のびぷれす広場か中央区下通の「スタートアップ ハブ くまもと」で引き渡すイベントもある。

 実証実験は6月30日まで。その後、事業化の可否を判断する。肥後銀行の笠原慶久頭取は「社会のロス削減を支援し、『三方良し』の仕組みを実現したい」と話した。(深川杏樹)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の経済ニュース