アートで共生社会の実現を 熊本大と東京芸術大が連携協定
熊本大は25日、東京芸術大などが進めているアートを活用した共生社会の実現を目指すプロジェクトに2月1日から参画するため、同大と連携協定を締結した。
東京芸術大は2023年度から「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」プロジェクトをスタートさせ、アートの活用で、幸福で健康的な生活を送れる社会を目指している。現在は全国の大学や自治体、企業など41機関が参画している。
熊本大は26年度からさまざまな社会課題の解決に貢献する人材の育成を目指す「共創学環(仮称)」を新設予定。アートの考え方を取り入れ、取り組みの幅を広げようと参画を決めた。
この日は熊本大で調印式があり、小川久雄学長と東京芸術大の日比野克彦学長が協定書に署名した。小川学長は「アートコミュニケーションと本学の強みであるエコシステム型地域連携の融合によって、新しい地方創生の扉を開いていきたい」とあいさつ。日比野学長は「それぞれの地域らしさをアートの力で発信することは、日本が進めようとしている地方創生の形。熊本大との連携はプロジェクトの推進力を上げてくれるはず」と期待を寄せた。
続いて「共生社会をつくる アートコミュニケーション」と題したシンポジウムが開かれ、日比野学長と東京芸術大の田中一平特任講師、熊本大の松永拓己教授が登壇し、両大学の取り組みを説明した。(東有咲)
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