「大津道路」くい打ち式 中九州横断道の一部4・8キロ 本格的な測量へ
熊本市と大分市を結ぶ中九州横断道路(約120キロ)の一部である「大津道路」(4・8キロ)のくい打ち式が19日、大津町生涯学習センター文化ホールであった。国土交通省が今後、本格的な測量に着手する。
大津道路は同町高尾野の大津インターチェンジ(IC)と同町杉水の大津西ICをつなぐ。昨年4月に新規事業化が決まり、政府の2024年度補正予算に測量や地質調査、設計の費用8千万円が計上された。開通済みの国道57号北側復旧道路と、事業化済みの大津熊本道路を結び、台湾積体電路製造(TSMC)進出に伴う物流網強化や沿線の観光活性化などが期待される。
式には、熊本県選出の国会議員や関係自治体の首長、地域住民ら約300人が参加。国交省九州地方整備局の森田康夫局長が「一日も早い開通に向け、中九州横断道路の事業を推進する」とあいさつ。木村敬知事が「シリコンアイランド九州の実現に向け、大津道路の早期完成が不可欠」。金田英樹大津町長は「一刻も早く開通させ、地域住民の安心安全につなげるのが地元自治体の責務だ」と述べ、早期完成へ機運を高めた。(草野太一)
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