シェパードらも〝お受験〟 菊陽町で嘱託警察犬審査会 「足跡追及」など3科目、19頭挑む

熊本日日新聞 2025年1月18日 15:23
嘱託警察犬審査会の「足跡追及」で、においを頼りに足跡をたどる犬=18日、菊陽町
嘱託警察犬審査会の「足跡追及」で、においを頼りに足跡をたどる犬=18日、菊陽町

 熊本県警の嘱託警察犬と指導士を選抜する審査会が18日、菊陽町の県運転免許センターであった。シェパードなど〝候補犬〟19頭が挑み、日頃の訓練の成果を発揮した。

 足跡のにおいから人間の足取りをたどる「足跡追及」と一定範囲内にある爆発物を探す「爆発物捜索」、草むらから行方不明者を捜す「捜索救助」の3科目で審査した。

嘱託警察犬の審査会。参加した犬は火薬のにおいを染み込ませた布が入った箱を探していた=18日、菊陽町
嘱託警察犬の審査会。参加した犬は火薬のにおいを染み込ませた布が入った箱を探していた=18日、菊陽町

 審査に臨んだ犬は地面に鼻を近付け、においを追いながら遺留品が見つかった場所に伏せて指導士に知らせたり、火薬のにおいを染み込ませた布の入った箱を探し出したりした。

 県警によると、2024年度の嘱託警察犬は18頭で出動件数は3件。審査会の結果を基に合否を決め、25年度の委嘱をする。

 鑑識課の土屋修司次席は「嘱託犬は行方不明者の捜索で活躍しており、頼りになる存在。県内各地で増やしていきたい」と話した。(清水咲彩)

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