陽光に輝く〝絹糸〟 寒そうめん作り最盛期 南関町
![長さ約4メートルに延ばしたそうめんを天日干しする諸富慶太朗さん=17日、南関町](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2025-01/IP250118TAN000021000_02.jpg?itok=mXCSiFHb)
南関町の冬の風物詩「寒そうめん作り」が最盛期を迎えている。職人が手延べした絹糸のようなそうめんが寒空の下で天日干しされ、日光に輝いている。作業は3月ごろまで続く。
南関そうめんは江戸時代に製造が始まったとされ、明治期には200軒以上の製麺所があった。現在は10軒が伝統を受け継ぐ。
創業300年近い老舗の「雪の糸素麺 猿渡製麺所」では、10代目の諸富慶太朗さん(37)が生地を竹棒2本を使って手際よく約4メートルの長さに延ばし、庭先に次々と干していた。冷たい空気でゆっくり乾燥させると、独特のコシが生まれるという。
半年ほど寝かせて、夏ごろに熊本市内の百貨店や東京の熊本県産品販売店「銀座熊本館」に出荷。贈答向けの高級品は予約で1年待ちの人気がある。(伴哲司)
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