運行トラブル相次ぐ熊本市電にJR九州が安全運行〝伝授〟 市電運転士向けに講話 「安全確認の基本動作を」
熊本市電で相次ぐ運行トラブルを受けて、市交通局は16日、JR九州熊本支社の安全管理部門の担当者を招いた講話会を開き、市電の運転士ら28人が安全を確認する基本動作の大切さを学んだ。
JR九州熊本支社安全推進室の中島正太担当課長が登壇。指を差したり、声に出したりして安全を確認する動作をすることで、エラーの発生率が6分の1になるという研究結果を紹介した。「運転士の仕事はファインプレーではなく、いかにエラーを少なくするかだ」と説明。動作の習慣づけが信号の誤認といったミスを防ぐために重要だと述べた。公共交通の運転士として、安全運行の意識を持つ意義も強調した。
市電運転士の飛鷹友和さん(46)は「これからは一層、気持ちを込めて安全確認をしたい」と話した。市通局は1日付で安全管理を専門に担当する対策チームを局内に設けている。(上村彩綾)
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