韓国大統領拘束は適法 ソウル中央地裁

共同通信 2025年1月17日 00:15
 韓国の尹錫悦大統領が収容されたソウル拘置所前で、尹氏の支持を訴える集会に参加する人々=16日、ソウル郊外(共同)
 韓国の尹錫悦大統領が収容されたソウル拘置所前で、尹氏の支持を訴える集会に参加する人々=16日、ソウル郊外(共同)

 【ソウル共同】韓国のソウル中央地裁は16日、「非常戒厳」宣言を巡り内乱を首謀した疑いで拘束された尹錫悦大統領の弁護団が申し立てた拘束は不当との訴えを棄却した。拘束の適否を判断する審査を開き、適法と判断した。適否審査に尹氏本人は出席しなかった。高官犯罪捜査庁(高捜庁)は17日にも逮捕状を請求する見通し。韓国メディアが報じた。

 一方、高捜庁は尹氏が16日の取り調べに応じなかったと明らかにした。尹氏側は、捜査の「違法性」を訴え徹底抗戦を続けており、攻防が激化している。

 高捜庁は当初16日午前から取り調べを再開する予定だったが、尹氏の弁護団が健康上の理由で延期を要請。韓国メディアによると、その後弁護団は15日に「十分に説明した」と主張し、16日の取り調べには応じないと表明した。高捜庁によると、尹氏は15日、黙秘を続けた。高捜庁はソウル拘置所から尹氏を強制的に連行して取り調べる方針は示していない。

 高捜庁関係者は、拘束の適否審査が終了するまで逮捕状の請求をしない考えを明らかにしていた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧