JR九州、豊肥線の混雑緩和へダイヤ改正 2025年春 車両数を倍増、運転区間を延長
JR九州は13日、来年3月15日に実施するダイヤ改正を発表した。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出で通勤・通学時間帯を中心に利用客が急増している豊肥線で、朝の一部列車の車両数を倍増したり、運転区間を延長したりして混雑緩和を図る。鹿児島線でも車両数を増やす。
豊肥線では、午前7~8時台に熊本駅を発着する一部列車の車両数を現行の2両から3~4両に増やす。JR九州によると、車両が倍増する列車では平日の平均乗車率が123%から61%に改善されるという。
また、熊本駅を午前8時2分に出発する光の森駅終着の下り列車を肥後大津駅終着に延長し、TSMC工場に近い原水駅や三里木駅に停車する列車を増やす。上りも肥後大津駅を始発にする。
鹿児島線でも午前7~8時台に熊本駅を発着する上下線の一部で、車両数を現行の2両から3~4両に増やす。
九州新幹線では、熊本-博多間の上下線で「つばめ」を日中に各1本増発し、混雑緩和を図る。豊肥線の観光特急列車「あそぼーい!」は、運転区間を現行の熊本-別府から熊本-宮地に見直し、本数を1日1往復から2往復に増やす。(立石真一)
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