JR九州、豊肥線の混雑緩和へダイヤ改正 2025年春 車両数を倍増、運転区間を延長

熊本日日新聞 2024年12月13日 20:36
通勤客らで混雑する午前8時すぎのJR豊肥線の原水駅=9月上旬、菊陽町(林田賢一郎)
通勤客らで混雑する午前8時すぎのJR豊肥線の原水駅=9月上旬、菊陽町(林田賢一郎)
JR九州、豊肥線の混雑緩和へダイヤ改正 2025年春 車両数を倍増、運転区間を延長

 JR九州は13日、来年3月15日に実施するダイヤ改正を発表した。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出で通勤・通学時間帯を中心に利用客が急増している豊肥線で、朝の一部列車の車両数を倍増したり、運転区間を延長したりして混雑緩和を図る。鹿児島線でも車両数を増やす。

 豊肥線では、午前7~8時台に熊本駅を発着する一部列車の車両数を現行の2両から3~4両に増やす。JR九州によると、車両が倍増する列車では平日の平均乗車率が123%から61%に改善されるという。

 また、熊本駅を午前8時2分に出発する光の森駅終着の下り列車を肥後大津駅終着に延長し、TSMC工場に近い原水駅や三里木駅に停車する列車を増やす。上りも肥後大津駅を始発にする。

 鹿児島線でも午前7~8時台に熊本駅を発着する上下線の一部で、車両数を現行の2両から3~4両に増やす。

 九州新幹線では、熊本-博多間の上下線で「つばめ」を日中に各1本増発し、混雑緩和を図る。豊肥線の観光特急列車「あそぼーい!」は、運転区間を現行の熊本-別府から熊本-宮地に見直し、本数を1日1往復から2往復に増やす。(立石真一)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の経済ニュース